奇談クラブ〔戦後版〕 09 大名の倅 / 野村胡堂

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地名一覧

美濃国

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は、遠藤主膳――と申してもお解りあるまい、当美濃国の曾ての領主、八幡城にて二万八千石を食んだ、遠藤常久は拙者の兄

烏帽子岳

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後に頼元が、ほんの五六人の家臣を召連れて、烏帽子岳に狩を催した時、思わぬ手違いから家来共と別れ、たった一人、烏帽子

た時、思わぬ手違いから家来共と別れ、たった一人、烏帽子岳の深林地帯深く迷い込んでしまったことがありました。

今業平と言われた、二十九の美男の殿様が、烏帽子岳の中腹で、羽を焼かれたツグミのように、綺麗に裸に剥かれ

その晩、烏帽子岳の深林地帯から少し登って、とある山角に隠れた庵室の戸を、ホトホトと

に迷っては、さぞ御難儀をなすった事だろう。この烏帽子岳もこの辺はさして深い山ではないが、麓の林が大変だから

て、夜っぴて山の中を歩き廻りましたが、五千尺の烏帽子岳の中腹を、何処を何う歩いたか、まるっ切り見当もつきません。

江戸

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領内幾万の百姓に代って申上げる。――貴殿これから江戸に馳せ上り、最初から此国の騒ぎに関係せられた、勘定奉行大橋近江守殿

「金森出雲守は、其場から江戸に馳せました。父を訴える子は、日本中の非難を浴び、鬼畜の

越前国

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「美濃国郡上、越前国大野、三万八千石の百姓何万人を、地獄の苦しみから救う為に、見事金森