銭形平次捕物控 024 平次女難 / 野村胡堂
地名一覧
八丁堀
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振り返ると、八丁堀の旦那、吟味与力筆頭笹野新三郎が、微笑を含んで立っているのでした
本所
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野暮用で本所からの帰り、橋の中ほどまで来ると、ガラッ八がこう言って平次の袖
石見銀山
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ているから、そっと後から跟いて行ってみると、石見銀山の鼠取り薬だったそうです、――どこでいつ使うか解らないから用心する
江戸
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言ってしまいましょう。房吉は名を変えて、今では江戸の真ん中に住んで、親分が死んだと思い込んでいる三平と一緒に、相
両国
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平次は質屋の亭主にはかまわず、船を両国の方へ漕がせながら、漸く心持が落着いたらしいお楽に話しかけました。
のは八五郎でした。河へ飛込んだ親分の身を案じて、西両国の橋番所に駆け付けると、船を出して貰って現場――橋の下――へ漕がせた
に気があったのですが、張合って綺麗に敗けて、今でも両国の水茶屋に通って、女だてらに大酒を飲んで、男から男へと渡って歩くよう
お町さんに聞くと、二三日前にもお楽さんは、わざわざ両国の薬屋まで行って、何か買っているから、そっと後から跟いて行ってみると
めたが、親分を外の女に取られるような事があっちゃ、両国の水茶屋の名折れだよ」
浜町
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、橋の上にいた月見の客も大方帰って、浜町河岸までは目を遮る物もなく、ただもうコバルト色の灰を撒いた
両国橋
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銭形の平次が、子分のガラッ八を伴れて両国橋にかかったのは亥刻(十時)過ぎ。薄ら寒いので、九月
「最初から申しましょう。九月十三夜に、両国橋で私は身投げ女を救い上げました。これがお楽で、三人組の