本所 小石川 サンフランシスコ メッシーナ 本郷 横浜 東京府 箱根 鎌倉 神奈川 大阪 赤坂 東京地方 ニューヨーク市 伊豆 両国 日比谷公園 下谷 千葉 静岡 深川 東京 神田 麹町 日本橋 浅草 上野 日比谷 蔵前 浜町 品川 日暮里 東京湾 京橋 両国橋 隅田川 永代橋

すべてで八十八か所の火の手が、一つになって、とうとう本所、深川、浅草、日本橋、京橋の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部

の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、本郷、小石川、赤坂、芝の一部分（つまり東京の商工業区域のほとんどすっかり）が、まるで影

で十四万人の市民を殺した大地震と、十七年前、サンフランシスコの震火で二十八町四方を焼いたのと、この二つですが、こんど

からたちまちに一千万円以上のお金をつのっておくりとどけました。サンフランシスコ市では、少年少女たちが日本への義えん金を得るために花を

一ばんはげしかった地震火災は今から十五年前に、イタリヤのメッシーナという重要な港とその附近とで十四万人の市民を殺した大地震と、

、京橋の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、本郷、小石川、赤坂、芝の一部分（つまり東京の商工業区域のほとんどすっかり）が、

また、下谷から焼け出された或四十がっこうの一婦人は、本郷の大学病院の後までにげて来ると、火の手はだんだんにそこへものびて来

そのために東京、横浜、横須賀以下、東京湾の入口に近い千葉県の海岸、京浜間、相模の海岸、

が来たのです。それが手引となって、東京、横浜、横須賀なぞでは、たちまち一面に火災がおこり、相模、伊豆の海岸が地震

れた人口が百四十万、損害八億一千五百万円に上っています。横浜、小田原なぞはほとんど全部があとかたもなく焼けほろびてしまいました。

はいち早く東洋艦隊を急派して、医療具、薬品等を横浜へはこんで来ました。なお数せきの御用船で食糧や、何千人を

得るテント病院を寄そうして来ました。その病院は横浜と東京とにたてられて、のちには日本人の手で活動しました。その

三日には東京府、神奈川、静岡、千葉、埼玉県に戒厳令が布かれ、福田大将が司令官に任命

。東京から地方へのがれ出るには、関西方面行の汽車は箱根のトンネルがこわれてつうじないので、東京湾から船で清水港へわたり、そこ

いずれもおけがもなくておすみになりましたが、鎌倉では山階宮妃佐紀子女王殿下が御圧死になり、閑院宮寛子女王殿下が小田原の

三日には東京府、神奈川、静岡、千葉、埼玉県に戒厳令が布かれ、福田大将が司令官に任命され

の兵卒をつれて、同じく冒険的に生命をとして大阪に飛行し、はじめて東京地方の惨状の報告と、救護その他軍事上の重要

時間二十分で往復して来ました。それでもって大阪から日本の各地や世界中へ、東京横浜の大惨害がつたえられ、地方からの

と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、本郷、小石川、赤坂、芝の一部分（つまり東京の商工業区域のほとんどすっかり）が、まるで影も形

同じく冒険的に生命をとして大阪に飛行し、はじめて東京地方の惨状の報告と、救護その他軍事上の重要命令を第四師団にわたし

のちには日本人の手で活動しました。その他、ニューヨーク市では、「一分早ければ一人多くたすかる」という標語をかかげて、市民

近い千葉県の海岸、京浜間、相模の海岸、それから、伊豆の、相模なだに対面した海岸全たいから箱根地方へかけて、少くて

、横須賀なぞでは、たちまち一面に火災がおこり、相模、伊豆の海岸が地震とともにつなみをかぶりなぞして、全部で、くずれたおれた

くなのは、手近の小さな広場をたよって、坂本、浅草、両国なぞのような千坪二千坪ばかりの小公園なぞへにげこんだ人たちです。そん

焼け出されたまま落ちつく先のない人々は、日比谷公園や宮城まえなぞに立てならべられた、宮内省の救護用テントの中にはいっ

深川、浅草、日本橋、京橋の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、本郷、小石川、赤坂、芝の一部分（つまり東京の商工業区域

したあげく、じぶんはついに焼け死んでしまいました。また、下谷から焼け出された或四十がっこうの一婦人は、本郷の大学病院の後までにげ

三日には東京府、神奈川、静岡、千葉、埼玉県に戒厳令が布かれ、福田大将が司令官に任命されて、以上

三日には東京府、神奈川、静岡、千葉、埼玉県に戒厳令が布かれ、福田大将が司令官に任命されて

八十八か所の火の手が、一つになって、とうとう本所、深川、浅草、日本橋、京橋の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、

或婦人なぞは、最初三つになる子どもをつれて、深川の方からのがれて来て、橋の半ば以上のところまで、ぎゅうぎゅうおされ

とうといはたらきをも忘れてはなりません。たとえば、これまで深川の貧民たちのために尽力していた、富田老巡査のごときは、

大震動が来たのです。それが手引となって、東京、横浜、横須賀なぞでは、たちまち一面に火災がおこり、相模、伊豆の

東京の市街だけでも、二里四方の面積にわたって四十一万の家々が灰

来たわけで、ただ地震だけですんだのならば、東京での死人もわずか二、三千人ぐらい、家屋その他の損害も八、

地震の、東京での発震は、九月一日の午前十一時五十八分四十五秒でした。

災害の来た一日はちょうど二百十日の前日で、東京では早朝からはげしい風雨を見ましたが、十時ごろになると空

のほとんど全部、本郷、小石川、赤坂、芝の一部分（つまり東京の商工業区域のほとんどすっかり）が、まるで影も形もなく、きれいに焼き

をふって合図をされたい」としたためたかきつけと、東京方面の事情を上奏する書面を入れた報告筒を投下し、胸をとどろか

皇族の方々のおんうち、東京でおやしきがお焼けになった方もおありになりましたが、

た。それでもって大阪から日本の各地や世界中へ、東京横浜の大惨害がつたえられ、地方からの食糧輸送とうがはじまったのです

同じく冒険的に生命をとして大阪に飛行し、はじめて東京地方の惨状の報告と、救護その他軍事上の重要命令を第四師団

が出来上り、それと同時に非常徴発令を発布して、東京および各地方から、食料品、飲料、薪炭その他の燃料、家屋、建築材料、

以上の地方を軍隊で警備しはじめました。そのため、東京市中や市外の要所々々にも歩哨が立ち、暴徒しゅう来等

三日には東京府、神奈川、静岡、千葉、埼玉県に戒厳令が布かれ、福田大将が司令官

た列車は、全被害地にわたって四十四列車もあります。東京から地方へのがれ出るには、関西方面行の汽車は箱根のトンネルがこわれて

築にかかるのですが、帝都として、すっかりととのった東京が再現するまでには、少くとも十年以上はかかるにそういありませ

を再興するために復興院という役所を設けました。東京市のごときは、まず根本に、火事のさいに多くの人がひなんし

政府は東京や、その他の被害地を再興するために復興院という役所を設けまし

病院を寄そうして来ました。その病院は横浜と東京とにたてられて、のちには日本人の手で活動しました。その他

本所、深川、浅草、日本橋、京橋の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、本郷、小石川、赤坂、芝の一部分（つまり東京の

が、それから、ものの三分とたたないうちに、神田以下十二区にわたって四十か所から発火したのです。本所や浅草で

、とうとう本所、深川、浅草、日本橋、京橋の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、本郷、小石川、赤坂、芝の一部分（つまり

が、一つになって、とうとう本所、深川、浅草、日本橋、京橋の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、本郷、小石川、

の火の手が、一つになって、とうとう本所、深川、浅草、日本橋、京橋の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、本郷、

区にわたって四十か所から発火したのです。本所や浅草では、十二時におのおの十二、三か所からもえ上ったくらいです。

気のどくなのは、手近の小さな広場をたよって、坂本、浅草、両国なぞのような千坪二千坪ばかりの小公園なぞへにげこんだ人

こわしていました。九階から上が地震でくずれ落ちた浅草の十二階もばく破されてしまいました。こうして片づけられて

知り合いの家々や、宮城前の広地や、芝、日比谷、上野の大公園なぞを目がけてひなんしたのです。平生はふつうの人のはいれ

きたないどぶの水をもかまわずぐいぐい飲んだと言います。上野ではしのばず池のあの泥くさりの水で粉ミルクをといて乳のみ児

そのときも、まだ、救護局が建設した、日比谷、上野、その他のバラックの中に住んでいました。工兵隊は引つづき

山の手の知り合いの家々や、宮城前の広地や、芝、日比谷、上野の大公園なぞを目がけてひなんしたのです。平生はふつうの人

は、そのときも、まだ、救護局が建設した、日比谷、上野、その他のバラックの中に住んでいました。工兵隊は

浜町や蔵前あたりの川岸で、火におわれて、いかだの上なぞへとびこんだ人々

浜町や蔵前あたりの川岸で、火におわれて、いかだの上なぞへとびこん

つてをもとめていったり、地方へにげ出すつもりで、日暮里や品川のステイションなぞを目あてにうつッていくのです。女たちで、すはだしの

それぞれのつてをもとめていったり、地方へにげ出すつもりで、日暮里や品川のステイションなぞを目あてにうつッていくのです。女たちで、す

そのために東京、横浜、横須賀以下、東京湾の入口に近い千葉県の海岸、京浜間、相模の海岸、それから、伊豆

行の汽車は箱根のトンネルがこわれてつうじないので、東京湾から船で清水港へわたり、そこから汽車に乗るのです。東北その他

一つになって、とうとう本所、深川、浅草、日本橋、京橋の全部と、麹町、神田、下谷のほとんど全部、本郷、小石川、赤坂、

話していました。隅田川にかかっていた橋は、両国橋のほかはすべて焼けおちてしまいました。

落ちこんで流れていったのだと話していました。隅田川にかかっていた橋は、両国橋のほかはすべて焼けおちてしまいました

路ばたなぞに、黒こげの死体がごろごろしていました。隅田川の岸なぞには水死者の死体が浮んでいました。街上には

難者について、さまざまのいたいたしい話を聞きました。永代橋が焼けおちるのと一しょに大川の中へおちて、後でたすけ上げられた