犀川 南岳 横岳 浅間 浅間山 八ヶ岳 金峰山 有明山 赤岳 硫黄岳 赤城 青島 御嶽 立山 甲府 長野 信濃町 東京 小諸

せぬ旅宿に昼餐したため、白馬山におくられ、犀川よぎり、小諸のあたり浅間山を飽かず眺め、八ヶ岳、立科山をそれよと指し

花崗石の常念坊、そのそばから抜き出た槍、なだらかな南岳、低くなった蝶ヶ岳、高い穂高、乗鞍、御嶽、木曾駒と、雪をまとう

色。ゆくてに高きは、曾遊の八ヶ岳――その赤岳、横岳、硫黄岳以下、銀甲つけて、そそり立つ。空は次第に晴れて山々も

で小さい馬車に乗りかえた私たちは、曇った空の下を浅間へ、十二時ごろ西石川の二階に通り、一風呂浴びて休むうちに

て、物静かな山辺温泉。それから乾いた田をよこぎって浅間へ。六時すこしまわっていた。

ならずして、いずれにあるのだろう、七時すぎ、浅間の宿についた。雪中十時間。私はかなり疲れていた。

たため、白馬山におくられ、犀川よぎり、小諸のあたり浅間山を飽かず眺め、八ヶ岳、立科山をそれよと指し、落葉松の赤きに興じ、

の色、わが夢の色。ゆくてに高きは、曾遊の八ヶ岳――その赤岳、横岳、硫黄岳以下、銀甲つけて、そそり立つ。空は

すいた。私たちは寛いでこの大景に接していた。八ヶ岳をあとにして、諏訪湖に添いゆくころから、空はどんよりとして

おくられ、犀川よぎり、小諸のあたり浅間山を飽かず眺め、八ヶ岳、立科山をそれよと指し、落葉松の赤きに興じ、碓氷もこゆれば、

ただようかたえに、富士はおぐらく、柔かく浮いていた。高き金峰山は定かならねど、茅が岳、金が岳一帯の近山は、釜無川の

の方の峰には、雲が迷っていたけれど、有明山、燕岳、大天井、花崗石の常念坊、そのそばから抜き出た槍、なだらか

夢の色。ゆくてに高きは、曾遊の八ヶ岳――その赤岳、横岳、硫黄岳以下、銀甲つけて、そそり立つ。空は次第に晴れて

ゆくてに高きは、曾遊の八ヶ岳――その赤岳、横岳、硫黄岳以下、銀甲つけて、そそり立つ。空は次第に晴れて山々も鮮かに現れる

落葉松の赤きに興じ、碓氷もこゆれば、曾遊の榛名、赤城の山々は、夕の空に褪赭色ににじんでいた。

窺ったり、乗合と一、二の言を交しなどする。青島がえりの砲兵たち、甲斐出身の予後備らしきが、意気あがっての手柄話、

、なだらかな南岳、低くなった蝶ヶ岳、高い穂高、乗鞍、御嶽、木曾駒と、雪をまとうた群嶺は、備をなして天の一方

複写をもってきたので、大部わかる。白馬や、立山や、越路の方の峰には、雲が迷っていたけれど、有明山

甲府を過ぎて、わが来し方の東の空うすく禿げゆき、薄靄、紫に、

長野へゆく汽車はあれどもおそくなる。まあ泊ろうと、前の宿屋に草鞋

昨夜もすこし雪が降ったのだ。凍れる朝を長野にいって、Ｋを驚かし、やまやという感心もせぬ旅宿に昼餐

信濃町から

からも、それをきいていた。「危い」それは東京にいたってだ。天の下のいずちに、人を流さぬ川が

に昼餐したため、白馬山におくられ、犀川よぎり、小諸のあたり浅間山を飽かず眺め、八ヶ岳、立科山をそれよと指し、落葉松