ダルマ船日記 / 山之口貘

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地名一覧

大島町

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帰途。大島町のうす暗い通りで、小柄な男に逢った。六さんの知り合いである。彼

横浜

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、小蒸汽もろとも海底にもぐってしまったという。それは横浜から東京への曳船だったとのこと。実際、こうして見たところ、

だ。お茶をのみにではなく、珈琲をのみに横浜へ行こうというのである。

鶴見

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の口とは、竪川一の橋のことで、そこから鶴見までは、所謂、曳船で行くとのことだ。

だが、鶴見へ行くと二寸位は船が浮き出すという。水と湖との相違な

の下流六郷川の沖を過ぎた頃、真正面には、鶴見の工場地帯が待ち受けている。

川崎

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さんを待つ時刻には、未だ早すぎた。その間を川崎の町に振らつき、泡盛屋を見つけて泡盛をあおる。じわじわと廻わる酔いを

深川

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通称ダルマと言っている。年齢は、三十五歳。生れは深川。

東京

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この間、亀戸の東京鋼材会社の帰りのことだった。亀島橋という貧弱な橋だったが

蒸汽もろとも海底にもぐってしまったという。それは横浜から東京への曳船だったとのこと。実際、こうして見たところ、こんな

次第に、六さんは主人らしく振舞って来た。東京へ用達しに行くんだとの名目だが、行先が時々喫茶店であっ

亀戸

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この間、亀戸の東京鋼材会社の帰りのことだった。亀島橋という貧弱な橋だっ

亀戸や竪川での場合は、溝水だから使えないが、ここのは潮水で

東京湾

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船は、既に、隅田河口を脱け出し、東京湾を走っている。いくら起こしても起きなかったというので、六さん