「俳諧大要」解説 / 柴田宵曲

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江戸

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「俳句上の京と江戸」は明治三十三年四月、京都から出た雑誌『種ふくべ』に寄せ

徳川時代における俳句界の中心が京であるか、江戸であるかということは大問題である。居士はこの大問題を説くに

松山

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ては先ずこれを挙ぐべきであろう。但しこの前半は松山滞留中に稿を起したので、座右に参考書の類を欠き、記憶

明治三十一年十月、雑誌『ホトトギス』が松山から東京に遷るに及んで、俳句関係の居士の文章は、ほとんどこの

京都

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最後の長篇とすべきであろう。『種ふくべ』が京都から出る最初の俳句雑誌であったために、居士は特にこの題目を取上げ

「俳句上の京と江戸」は明治三十三年四月、京都から出た雑誌『種ふくべ』に寄せたものである。この前後の

東京

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明治三十一年十月、雑誌『ホトトギス』が松山から東京に遷るに及んで、俳句関係の居士の文章は、ほとんどこの誌上に