大阪 半蔵門 軽井沢 精養軒 鎌倉 丸の内 青山 本所 宮城 山梨 福井市 高崎 安積 両国 福井 金沢 福岡 甲府 福島 深川 東京 大宮 田端 麹町 神保町 浅草 北千住 赤羽 日比谷 駒込 お茶の水 上野 巣鴨 銀座 神田 小諸 隅田川

だけ持ってのる。ひどいこみようなり、到底席などはなし。大阪の東洋紡績の救護隊総勢二十人近くなかなか手くばりをして、賑に来て

で、むしやきになった。その旋風のつよさは、半蔵門に基さんが居たとき、三尺に五尺ほどのトタン板がヒラヒラと

なくバスケットにすわる。海軍の人の荷物を人づてに渡す。軽井沢近くまではどうか斯うが無事に来たが、沓かけ駅から一つ手前

を持った朝鮮人がかくれて居るのだろうとさわぎ出す。前日軽井沢で汽車をテンプクさせようとした鮮人が捕ったところなので皆、さむい

、幾人も居る。順天堂でも患者をお茶の水に運び、精養軒へ行き駒込の佐藤邸へうつる迄に幾人も産をした。

Ａ青山。鎌倉から小南の兄かえり、叔母上、季夫圧死し、仮埋葬にした由

◎朝、鎌倉の倉知の様子を見に行った小港の兄、自転車にのって行かえり、

国男は一日の朝、小田原養生館を立ち大船迄来、鎌倉へ行こうとして居るとき、震災に会い歩いて鎌倉へ行った。為に

、鎌倉へ行こうとして居るとき、震災に会い歩いて鎌倉へ行った。為に、被害の甚大な二点を幸運にすりぬけて助かった

小田原養生館滞在、一日の朝、前日鎌倉へ行こうとして、山田氏に来られ駄目になったので、出かける。

、レールにつかまって第二のゆり返しをすごす。それから鎌倉の方に行くものを誘い、歩いて、トンネルくずれ、海岸橋陥落のため山

涼台で、その号外を見、話をきき、三越、丸の内の諸ビルディング　大学　宮城がみなやけた戒厳令をしいたときく。ぞっとし

Ｗは銀座をぬけようと云うのに反対して、呉服橋から丸の内に出ると、内外ビルディングが丁度つぶれ、負傷した男が血まみれで、逃げようか

だらしいとのこと、国男無事のよし。Ａと二人、青山に行けずとまる。

自分基ちゃん、歩いて青山に行く。

歩いて林町より三時間かかり青山に来る。やけ野原（イキ坂、神保町、九段）の有様、心を＊

のかこいをした場所に死骸をあつめて居る。夜、青山の通を吉田、福岡両氏をたずね、多く屋根の落ちかかった家を見る。ひどい

大学のかえりＡ林町により、歩き青山に戻る。石井に五十円やる。

ひどい雨、英男朝四時頃、岡部氏に行きがけ青山に原稿を届けてくれる。Ａ一緒にかえる。自分夕方Ａとかえり、夜原稿

八日、基ちゃんと、青山にかえる途中、乃木坂行電車の近くで、大森の基ちゃんの友人に会い、

きかないので歩いてかえり始めると、警視庁の裏、青山の方、神田の方、もう一つ遠い方で火が見える。

目を醒して居る。弟が、ひどく心臓をわるくし、本所の奉公先から、浅草猿若町の医院に入院して居た。それを赤羽まで

見、話をきき、三越、丸の内の諸ビルディング　大学　宮城がみなやけた戒厳令をしいたときく。ぞっとし、さむけがし、ぼんやりし

に殺された話やかましく新聞に現れた。福田戒厳令司令官が山梨に代ったのもこの理由であったのだ。他二名は誰か、

ゆくつもりなのを仕事の都合でやめた。安樹兄、福井市にゆき（豊一氏の妹の夫の葬式の為）始めて東京大震災　不逞

思い、而も逃げ場もないときの心持はまともに味った。高崎、大宮以後十二時間の延着で、田端に夜の（五日）九時すぎ

みな安積から帰る。大宮から自動車で来、やけ跡も見ない故か、ふわふわたわいない心持。

けをのせ、大川に出た。ところが越中島の糧秣廠がやけ両国の方がやけ、被服廠あとがやけ四方火につつまれ川の真中で、立往生をした

私共は、福井に八月一日より居、その日、自分は二階、Ａは階下で

あり、まるでまっしろに雨がふる。雨を冒しＡ俥で福井にゆき、汽車の交渉と、食糧（鮭、カンづめ等）を持って来る

午後四時五十七分福井発。

や仮小屋のひとの身の上を思いあわれになる。Ａ午頃福井からかえった由　林町に居て知らず。古川氏にたのまれた原稿

て来る。汽車東海道は箱根附近の線路破かいされた為金沢から信越線にゆき、大宮頃迄だろうと云う。鎌倉被害甚しかろうと云うの

で、田端に夜の（五日）九時すぎつく。金沢からのり合わせた男、荷もつはあり、自動車はないと云うので、

方に下り、人にきき、元と同じ側に待つ。金沢の兵、電気工夫等一杯、頭をなぐられなぐられやっとのる。自分席

迄無事に行くことは行ったが、駅に下ると、金沢の十五連隊の兵、電線工夫等が大勢、他、救済者が、皆

はその人の荷物を持ち、席をとることとする。金沢迄無事に行くことは行ったが、駅に下ると、金沢の十五連隊

して、賑に来て居る。となりに居た海軍大佐金沢午後七時〇五分着同三十分信越線のりかえのとき、急行券を買う、そのとき私共と同盟し

に死骸をあつめて居る。夜、青山の通を吉田、福岡両氏をたずね、多く屋根の落ちかかった家を見る。ひどい人通りで、街中

甲府の渡辺貴代子氏来罹災民への衣類寄附の為、三宅やす子、奥む

それを赤羽まで書生が背負って行ってくれ、あと兄が福島から来、三日、のまず、食わずでたずねた揚句、やっと見つけて

ある。真ギはわからないが、若し日本の社会主義者が本所深川のように、逃場もないところの細民を、あれほど多数殺し家を

毒薬を入れて持って居るのを捕ったと云う話、深川の石井が現に、在郷軍人の帽子をかぶって指揮して居るのを見

深川の石井の逃げた様子。

大正十二年九月一日よりの東京・横浜間大震火災についての記録

ゆき（豊一氏の妹の夫の葬式の為）始めて東京大震災　不逞鮮人暴挙の号外を見つけ驚きかえる。自分等葡萄棚の涼台

に、避難民が来、不逞鮮人の噂ひどく女などは到底東京に入れないと云う。安樹兄、信州の妻の兄の家に止って

、あぶないと思って、事ム所を裏から大丈夫と知り東京ステーションで Taxi をやとおうとするともう一台もない。しかたがない

○何にしろ東京が此那有様なので、種々の注意は皆此方に牽かれ、全滅

○東京は地震地帯の上にあって、いつも六七十年目百年目に此那大

、やっと棺におさめ、寺に仮埋葬す。その頃、東京から小南着。

附近の線路破かいされた為金沢から信越線にゆき、大宮頃迄だろうと云う。鎌倉被害甚しかろうと云うので、国男のこと事ム所

而も逃げ場もないときの心持はまともに味った。高崎、大宮以後十二時間の延着で、田端に夜の（五日）九時すぎつく

みな安積から帰る。大宮から自動車で来、やけ跡も見ない故か、ふわふわたわいない心持。

まともに味った。高崎、大宮以後十二時間の延着で、田端に夜の（五日）九時すぎつく。金沢からのり合わせた男、

、心を＊＊にす。五番町英国大使館の前に、麹町区役所死体収容所が出来、あらゴモで前かけをした人夫が、かたまり

林町より三時間かかり青山に来る。やけ野原（イキ坂、神保町、九段）の有様、心を＊＊にす。五番町英国大使館の前

Ａ、浅草、藤沢をたずぬ、Ａ、浅草にゆく。さいの弟の避難先、寺田氏の避難先をわからせる。

Ａ、浅草、藤沢をたずぬ、Ａ、浅草にゆく。さいの弟の避難先

弟が、ひどく心臓をわるくし、本所の奉公先から、浅草猿若町の医院に入院して居た。それを赤羽まで書生が背負って行っ

さい、妹と二人赤羽に行き、到頭弟が北千住に行ったことを確む。

さい弟を訪ね北千住に行く。（晴）

、のまず、食わずでたずねた揚句、やっと見つけて、北千住につれて行った。よく助ったものなり。さい、十二日朝カンづめ

さい、妹と二人赤羽に行き、到頭弟が北千住に行ったことを確む。

から、浅草猿若町の医院に入院して居た。それを赤羽まで書生が背負って行ってくれ、あと兄が福島から来、三日、

自転車に日比谷でぶつかり、足袋裸足となる。

の川に死体が並んでつかえて居、まるでひどい有様で日比谷にも始め死体が一列に並んで居た由。

○産婦が非常に出産する。日比谷で、幾人も居る。順天堂でも患者をお茶の水に運び、精養軒へ行き

も居る。順天堂でも患者をお茶の水に運び、精養軒へ行き駒込の佐藤邸へうつる迄に幾人も産をした。

云わずに行けと押問答をして居ると彼方側からも一人駒込に行くからのせろと云う。それでは二人で行きましょうとやっと家にかえっ

する。日比谷で、幾人も居る。順天堂でも患者をお茶の水に運び、精養軒へ行き駒込の佐藤邸へうつる迄に幾人も産を

◎殆ど野原で上野の山の見当さえつけると迷わずにかえれる。

片目を繃帯し、川の水をあびあびやっときりぬけて、巣鴨の方の寺に行った。

度目の地震が来るまでに金をうけとり、Miss Ｗは銀座をぬけようと云うのに反対して、呉服橋から丸の内に出ると、内外ビルディング

歩いてかえり始めると、警視庁の裏、青山の方、神田の方、もう一つ遠い方で火が見える。

の朝鮮人の陰謀は実に範囲広く、山村の郷里信州の小諸の方にも郡山にも、毒薬その他をもった鮮人が発見され

◎隅田川に無数の人間の死体が燃木の間にはさまって浮いて居る。女は上向き