関東 鹿島 大阪 土浦 銚子 江の島 霞ヶ浦 両国 神戸 水戸 浅草 品川 神田 東京

していたＫ氏のもとへ行くつもりであった。関東の大震災後、神田のバラック建てのＹＭＣＡで、アメリカから帰ってきたばかりの

バスに乗って、水郷へ行った。香取、鹿島を見て、土浦行の船に乗った。霞ヶ浦の水の上で日が

こんどは私は東京駅から夜汽車に乗った。私は大阪までの切符を買ったのだが、それで私の懐中は空っぽになって

が、そのとき私が所持していた金では、大阪までしか買えなかったのだ。私はともかく大阪まで行けば、あとはどうに

では、大阪までしか買えなかったのだ。私はともかく大阪まで行けば、あとはどうにかなるだろうと思った。私は汽車の中

大阪へ着いた。私はおなかが空いていたし、また無一文では心細いの

が暮れた。幾艘もの大きな帆かけ船と行き逢った。土浦に着いたら、もうすっかり夜の帳が下りていた。

私は銚子へ行った。秋冷が身に気持よく感じられる頃で、私はレインコートをつけ

はレインコートをつけ、それから蝙蝠傘を携帯していた。銚子でもすぐ私は宿屋に上った。番頭が私の職業を訊いたとき、

をはたいて田舎饅頭を買って食べた。それから私は江の島へ行く道を訊いて、江の島へ行った。江の島までは大分歩きでがあっ

食べた。それから私は江の島へ行く道を訊いて、江の島へ行った。江の島までは大分歩きでがあった。砂埃の立つ道で、

私は江の島へ行く道を訊いて、江の島へ行った。江の島までは大分歩きでがあった。砂埃の立つ道で、私のはいている

は真っ白になった。風が吹いていた日で、江の島にはそんなに人出もなかった。私はそれまで江の島には、ずっと子供の

、江の島にはそんなに人出もなかった。私はそれまで江の島には、ずっと子供の時分に、母に連れられて兄や弟と一緒に

香取、鹿島を見て、土浦行の船に乗った。霞ヶ浦の水の上で日が暮れた。幾艘もの大きな帆かけ船と行き逢った

目は東京駅であったが、三度目はまた変って、こんどは両国駅であった。私は成田までの切符を買った。一度目も二度目も片道切符を買

にとっては最初のあこがれの人であった。私は神戸までの切符を買わなければならなかったのだが、そのとき私が所持

こんどは私にも目当があった。私はその頃神戸の貧民窟で宗教運動をしていたＫ氏のもとへ行くつもりであっ

も知れないと思い、そう運転手に話したところ、彼は神戸の手前で私を下してくれた。私は運転手がなんとか村なら

のなんとか村にあることを読んだことを思い出し、神戸の貧民窟を尋ねるよりはその住居の方を尋ねた方が確実かも知れ

、そのトラックが神戸へ行くことを確めてから、私を神戸まで乗せて行ってやってくれと運転手に頼んでくれた。運転手は途中

とき交番の前を通りかかったトラックを呼び止めて、そのトラックが神戸へ行くことを確めてから、私を神戸まで乗せて行ってやってくれ

ことは諦めた。私は駅前の交番に行き巡査に、神戸へ行くにはどう行ったらいいかと訊いた。巡査は私を見て

云ったら、そんならはじめからそう云えばいいと云った。神戸に一歩入ったら、Ｋ氏の名はいっぺんに通りのいいものになった

くれると云い、私達は電車に乗って神戸へ行った。神戸の市内電車の中で、私が車掌に向って、新川へ行くのだ

へ連れて行ってくれると云い、私達は電車に乗って神戸へ行った。神戸の市内電車の中で、私が車掌に向って、

思った。朝めしを食べてから、お百姓さんは私を神戸のＫ氏の処へ連れて行ってくれると云い、私達は電車に乗っ

私達はまた神戸から引返し、武庫郡のなんとか村へ行った。どうも先刻から、

た。そのときＫ氏のもとにいた青年の一人に神戸まで送ってもらって、私は東京へ帰った。その青年は東京までの

。箱の中には四五人の乗客しかいなかった。水戸で私は駅前の宿屋に上り、めしを食った。けれども私はそこ

私は水戸行の汽車に乗った。透いていた。箱の中には四五人

私はその頃、日曜日には大抵浅草公園へ行って映画を見て、帰りには瓢箪池の際に出て

になっては私も、学校へ行ったふりをして浅草公園で映画を見て時間つぶしをするような、そんな不埒な真似をするよう

なかった。第一、金が無かった。私は市電で品川まで行き、品川駅で藤沢行の切符を買って、汽車に乗り込んだ。私

氏のもとへ行くつもりであった。関東の大震災後、神田のバラック建てのＹＭＣＡで、アメリカから帰ってきたばかりのＫ氏の話

訊いた。巡査は私を見ていろいろ尋問し、私が東京からやってきて無一文であり、Ｋ氏のもとへ行くのが目的だ

送ってもらって、私は東京へ帰った。その青年は東京までの切符を買って私に与え、また弁当代として五拾銭玉

いた青年の一人に神戸まで送ってもらって、私は東京へ帰った。その青年は東京までの切符を買って私に与え、また

の講義をきいた。一人の青年がまじめに、「いま東京からＫ君が見えました。」と云って、私のことをまるで同志

。私は一週間ばかりＫ氏のもとにいて、また東京へ帰ったが、その間私は全国各地から集まってきていた農村