志賀高原 黒姫山 横浜 野尻湖 飯綱山 軽井沢 妙高 妙高山 斑尾山 神戸

で、旅に出て来たのだった。最初は、志賀高原、戸隠山、野尻湖なんぞとまわれるだけまわって、軽井沢ももう倦きたので、

、右手のが斑尾山、それからずっと左手のが妙高山、黒姫山、というのだけが分かった。それからいま此処からは見えないが、戸隠山

先きで森のなかにはいっている。森の上には黒姫山が大きく立ちはだかっている。その左手に、やや遠くになって見えるのは戸隠山だろう

と茂った木々の間に、いかにも伝説のありげな黒姫山が何か遠いような感じで見えた。斑尾山はいま丁度私達の背後から

気もちも落着くだろうと思いながら、丁度店の主人が一人で横浜へ引き上げるため最後の荷作りをしている或る運動具店の前を通りすがりに、

娘達もその晩の夜行で一人は神戸へ、一人は横浜へ立つ事になっているので、いよいよあすから此のホテルも冬まで閉じるそう

一つ昔のままの姿をとどめているのが、この野尻湖だという事だった。此処の入江に立っていると、こんもりと茂った

分かった。それからいま此処からは見えないが、戸隠山、飯綱山などがまだ控えている筈だった。

た。その道を歩いて往くと、すぐ南の方に飯綱山が木の間ごしに穏かな姿を見せ出した。

けさ急に思い立って、軽井沢の山小屋を閉めて、野尻湖に来た。

、志賀高原、戸隠山、野尻湖なんぞとまわれるだけまわって、軽井沢ももう倦きたので、来年の夏を過ごすところを今から物色しておこう

光っていた。いつか斑尾が私達から見えなくなり、妙高と黒姫とが二つ並んで真正面に見えて来た。

見くらべながら、右手のが斑尾山、それからずっと左手のが妙高山、黒姫山、というのだけが分かった。それからいま此処からは見えないが

を私ははじめて見た。地図と見くらべながら、右手のが斑尾山、それからずっと左手のが妙高山、黒姫山、というのだけが分かった。

げな黒姫山が何か遠いような感じで見えた。斑尾山はいま丁度私達の背後から迫っているのだろう。

なんでも例の娘達もその晩の夜行で一人は神戸へ、一人は横浜へ立つ事になっているので、いよいよあすから此の