大阪 戸塚 シベリア 寿 リガ ダットサン ベルリン ローマ ロンドン 広島 松山 奈良 目白 新宿 東京 神田 水道橋 飯田橋 銀座 巣鴨

広島 6:45。大阪から、体がきつくて起きていられず。寝台をとった。これで見る

午後から戸塚へゆきいろいろ話す。街の裏の景色。ごたごたの間の葡萄棚、連って

家へかえる気になれず戸塚へ行って夕十一時すぎまでいる。防空演習。

○シベリアにおける反革命分子の活躍盛の由。サヨーデスカ

○午後から寿、原、ひさ一家で林町へゆく。

布施勝治がリガに行っていて、中国のスペイン化がクレムリの意見であると。

○昨夜七時すぎ緑郎、□沢一緒にダットサンで来た。ついつられてのってかえってしまった。

を出て、ヒットラーに会いにゆく由。警保局長がベルリンに行って警戒の打合わせをした由。

○ムッソリーニは二十四日にローマを出て、ヒットラーに会いにゆく由。警保局長がベルリンに行って警戒

センチメンタルなもの。罪と罰とをやった男のカントクのロンドンの流血船エルシノア。これも下らず。原作が下らないのをカントクが又下ら

神風。今暁０時、九十〔二字分空白〕時間でロンドン着

広島 6:45。大阪から、体がきつくて起きていられず。寝台

広島で七時四十三分とかいうのにのる。島田予定より二時間も早く

上、戸棚の古い支那カバンより宮の中学三年頃から松山時代の日記を出して見せて下さる。

鶏舎のあたり。古いハタ、こわれた油をしめた小舎。奈良で大湯屋の辺を歩いたときのとおり、生活の余韻をしみじみと感じ

目白三ノ三五七〇の家に引越す。

○目白荘というアパートを見る。Ｇ子そこの4.5 14.50 をかりることに

かえり、新宿の三越でｍのフランネルのおこし、四尺 4.50 なり。

、その左右の街路樹の緑が見える。ずっと先の方に新宿辺の高層建築が見はらせる。

○新宿第一に春の目ざめと科学者追放記とを見る。

外へ久しぶりで出て、新宿へ行き、ムサシで恋人の日記を見る、不満。

かえりに新宿へ出て電球をかって、ムサシによる。下らぬものばかり。

東京堂へ行って藤村の詩選その他 2.89 ばかり買い、会芳楼に

「よいお日和でこさいます。あのこれが東京に居ります息子の嫁でこさいます。どうぞよろしく。日頃御厄介になっ

昨日総選挙。その結果棄権率の非常な増大を示した。東京〇・三七八、前回〇・二六八。大阪〇・四六三、前回〇・五六五。

○宇垣、東京市長へ色気あるとかないとか。大きな笑い顔の写真

本年の最高、東京九十七度、こちら九十二度。

緑郎さんの送別会東京会館プルニエ。出ず。

評論の準備のために神田へ本買いにゆき、途中で工合わるくなって林町へゆき、夕刻まで眠っ

飯田橋より水道橋までの間の河岸の荒廃した景色。もとのホーヘイコー廠の空地に東洋

飯田橋より水道橋までの間の河岸の荒廃した景色。もとのホーヘイコー廠の空地

見物していた私共は、雨の中をかけ乍ら銀座の支那料理へかけ込んだのを思い出す。

鶴。中の来。四人で銀座へ出て佐野やでｍのための目をつけておいた手拭を買う

話をして、今日はさすがにすこし悄気ている。夜銀座へつれて行ってやる。信華へより、白檀の扇 2.45 と

多い。夜、稲子のところ。やはり公開ときいてあとから巣鴨へ行って見た由。

巣鴨が「一般公開」だというので栄さん、Ｇ子三人で車

うた子さんとはじめて巣鴨にゆく