右門捕物帖 05 笛の秘密 / 佐々木味津三
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に坂田金時、芝愛宕下町は千羽鶴に塩汲みの引き物、四谷大木戸は鹿島明神の大鯰で、弓町は大弓、鍛冶町は大太刀といったような取り合わせ
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「そいつをのがしてなるもんですかい。芝の入舟町だそうですよ」
いうようないでたちで、ほんとうにぶらりぶらりと涼みがてらに入舟町さしてやって参りました。
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「天下の一大事出来といや、大手門だってあけてくれらあ」
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「のう、伊豆、絵物語なぞによっても、牛若どのはもっと勇者のように予は心得
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ために横笛の出所を探ってみようと、急に足を赤坂のほうへ向けました。虎の門からだらだらと上がったところが今も残る紀国坂
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、ショッワッ、ショッワッ――という声、不思議なことに、江戸の三社祭りのもみ声となると、必ずまたきまってワッショッワッショッとは聞こえない
「いっこうに初耳で、ついぞ思い当たらないが、その者はいま江戸に在住か」
もひっかけてはくださいますまいがね。それにしたって、江戸に住んでいるかはちっとひどいじゃごわせんか。かわいそうに、ああ見えたって、
渡るすり半とともに、どやどやと駆けつけてきたものは、江戸の名物火事ときいて鳶の装束の一隊でありました。とみると、
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の字きいたかよ、きいたかよ。あれがいま八丁堀で評判のむっつり右門だとよ。なんぞまたでかものらしいぜ」
だな。しかたがない、名まえを明かしてとらそう。わしは八丁堀の右門と申すものじゃ」
に見えた事件にことごとく見込みを逸し、すっかり気を腐らして八丁堀へかえりつくと、いつもそういうとき名案を浮かばさすための碁盤にさえ向かう元気
思ってな、それでわざわざ用意してきたんだ。八丁堀のごみごみしているところとは違って、この広っぱならしずかだぜ」
「バカ野郎! 八丁堀にむっつり右門のいることを知らねえか! そこでゆっくり涼むがいいや!
「八丁堀の近藤右門じゃ。にせ金使いの一味をめしとるために、わざわざ放った火じゃに
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出かけたのが朝の四つ、自分も妹につき添って四谷まで行ったものか、なかなか姿を見せませんでしたが、かれこれもう暮れ六
すぐに暇くれたんでね、横っとびに妹とふたりで四谷まで出かけていったないいんですが、勤めが勤めなんだから、乃武
ごろで、だからふと右門は思いついて、涼みがてらに四谷へ回り、念のために横笛の出所を探ってみようと、急に足を
少し気味のわるい道筋なんですが、そこを通らねば四谷へは出られなかったものでしたから、右門は先へたってそろりそろりと坂
ような善人には眼力が届かんとみえらあ。あの日四谷からの帰りがおそすぎたでしょう。なんのために、あれっぽちのねた洗いが
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と称せられている年中行事のうちの一つで、すなわち深川八幡の八月十五日、神田明神の九月十五日、それから六月
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うちの一つで、すなわち深川八幡の八月十五日、神田明神の九月十五日、それから六月十五日のこの山王祭りを合わせ
は所々ほうぼうからの訴えをひっくるめた一件で、浅草と神田と日本橋ににせ金をつかました者があったという、あまりぞっとしない
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のごとく神輿に従って朝の五つに地もとを繰り出し、麹町ご門から千代田のご城内へはいって、松原小路を竹橋のご門外
第一に四谷伝馬町は牛若と弁慶に烏万燈の引き物、麹町十一丁目は例のごとく笠鉾で、笠鉾の上には金無垢の烏帽子を着用
ていましたが、さいわいなことに、一つうしろの麹町十一丁目の山車の上に、金の烏帽子をかむってほんものの生きざるが
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「なるほどね、天下の一大事といや、大久保の彦左衛門様がちょいちょい使ったやつだ。一生の思い出に、あっしもちょっくら使い
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ほうぼうからの訴えをひっくるめた一件で、浅草と神田と日本橋ににせ金をつかました者があったという、あまりぞっとしない事件でし
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、最後は所々ほうぼうからの訴えをひっくるめた一件で、浅草と神田と日本橋ににせ金をつかました者があったという、あまりぞっと
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は女がそのほうになびいていっしょに雁鍋もつつき、向島の屋台船で大いに涼しい密事もなんべんとなく繰り返していたのに、