右門捕物帖 24 のろいのわら人形 / 佐々木味津三
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ちらり、目を射たものは左手首の内側にはっきり見える「八丈島」という三字のいれずみ文字です、――せつな! すばらしい右門流の
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行きますんでね。けさも夜中起きして白々ごろに雷門の前まで行くてえと、いきなりいうんです。もしえ、だんな、ちょいといい男
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今の寛永寺なのです、東叡山寛永寺というただいまの勅号は、このときより少しくあと
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んだからな、そうと事が決まりゃ、おいらは今夜も湯島の三ツ又稲荷だ。夜あかししなくちゃならねえから、今のうちぐっすり寝ておきな
つの三ツ又稲荷と決まったよ。駕籠屋ッ。ひと飛びに湯島まで飛ばしてくんな」
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なあわてものは、今から用意させておかねえと、いざ鎌倉というときになってとち狂うからと思って、活を入れておいたんだ
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ご坊たちもその道のこと詳しゅうご存じであろうが、ただいま江戸にて丑の時参りに使われる場所は、どことどこでござる」
、しゃれたものがあるんだからね。おいらのような江戸まえのすっきりしたさしみつまはおひざもとっ子の喜ぶやつさ。――えへへへ
歩きなせえよ。そらッ。ぽきりと行くぜッ。これが江戸に名代の草香流だッ。涼むがいいやッ」
ほどのよさ! ――。苦労をしたい。まったく江戸の女たちがこのゆかしく男らしい名人と恋に身を焼くほどもひと苦労し
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「ご覧のごとくに八丁堀の者じゃ。静かなへやがあらば拝借いたしたいが、いかがでござろうな」
のめを片手に微行しながらやっていったのは、八丁堀から目と鼻のその問題の本銀町白旗金神境内です。いかさま不意打ちに
の見まわりについているはずの敬四郎がいつのまにか八丁堀へ引き揚げてきたとみえて、何を騒いでいるのか、そのお組屋敷
なんでえ! いまさらぎょッとしたとて、ちっとおそいよ。八丁堀にゃ、むっつりの右門といわれるおれがいるんだ。なめたまねしやがると
――田鶴どの! おなごの身にあっぱれでござる! 八丁堀の近藤右門がおすけだちいたしまするぞッ」
お駕籠を雇ってね。では、ごめんくだせえまし。八丁堀の右門はけっしてお家の秘密を口外するような男じゃござんせんからな。
そうして八丁堀へ帰りついたのは、朝朗らかな白々あけでした。と同時のように、
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の妙見さまへね。だんなは物知りだからご存じでしょうが、下谷の練塀小路の三本榎の下に、榎妙見というのがあります
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ほどに、走るほどに、首尾よく名人主従の駕籠は、日本橋の大通りを抜けきろうとするあたりで、完全に敬四郎たち一党の尾行からのがれ
少しく飛びまして本所四ツ目の生き埋め行者、つづいては日本橋本銀町の白旗金神なぞ五カ所がまず名の知れたところでござります