長塚節歌集 2 中 / 長塚節

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地名一覧

道灌山

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は濶し椋鳥の筑波嶺さして空に消につゝ(道灌山遠望)

滋賀

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さゝ彼の滋賀の縣の葱作り※朶垣つくるあらき※朶垣

滋賀つのや秋田もゆたに湖隔つ田上山はあやにうらぐはし

茨城

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茨城は狹野にはあれど國見嶺に登りて見れば稻田廣國

茨城の名に負ふ新聞なにしかも蓼さかずて莠しげれる

茨城のうまし大野の秋の田も蒔かねばならずしかにあらずや

鬼怒沼山

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樵夫分け入る鬼怒沼山、

八つ峰嚴しき鬼怒沼山、

熊野

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この日、鳥羽の港より船に乘りて熊野へ志す、志摩國麥崎といふをあとに見てすゝむ程に日

明治三十六年八月十日、熊野に入り那智にやどる、庭に彳めば谷を隔てゝ名に負ふ瀧の

に負ふ瀧のかゝれるもみゆるに、かうべをめぐらせば熊野の浦はる/″\として限りを知らず、をりしも月の冴えたる夜

山桑の木ぬれにみゆる眞熊野の海かぎろひて月さしいでぬ

榛名山

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月十一日上州松井田の宿より村閭の間を求めて榛名山を越ゆ、湖畔を傳ひて所謂榛原の平を過ぐるにたまたま濃霧の來り

中山道

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十二日、中山道伏見驛より川を下らむとして成らず、獨り國道を辿る

明石

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明石にやどる此夜大漁

沖さかる船人をらび陸どよみ明石の濱に夜網夜曳く

茅淳の海うかぶ百船八十船の明石の瀬戸に眞帆向ひ來も

岩瀧村

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岩瀧村より船にて宮津へ渡る

諏訪

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みすゞ刈る科野の諏訪は湖に葭剖鳴かむ庭には鳴かじ

諏訪の短歌會

清水灑々として石上に落ち、立つて扉を押せば諏訪の湖近く横りて明鏡の如し、此清光を恣にして敢て人員の

科野路は蕎麥さく山を辿りきて諏訪の湖邊に暑し此日は

六日、諏訪の霧が峰に登る、途上

熱田神宮

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尾張熱田神宮寶物之内七種

伊豆

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伊豆の海や見ゆる新島三宅島大島嶺は雲居棚引く

大津町

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志賀の舊都の蹟は大津町の北數町にして錦織といふ所に在り、即事

伊賀

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伊勢の野は秋蕎麥白き黄昏に雨を含める伊賀の山近し

須磨寺

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須磨寺の松の木の葉の散る庭に飼ふ鹿悲し聲ひそみ鳴く

江戸

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横須賀に召集せられむとす、夫の歸らむまでは江戸の舊主のもとをたづねて身をつつしみ居らむと思へど二人が胸に

其言惻々として人を動かす、東京といはずして江戸といふ、何ぞ其朴訥なるや、朴訥なるものは世情を知らず、世情

志賀

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志賀の舊都の蹟は大津町の北數町にして錦織といふ所に

澁柿の腐れて落つる青芝も畑も秋田もむかし志賀の宮

日立村

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十二日、日立村へ行く、田越しに助川の濱の老松が見える

伊勢

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宮路ゆく伊勢の白子は竹簾古りにしやどの秋蕎麥の花

淺茅生のもみづる草にふる雨の宮もわびしも伊勢の能褒野は

御嶽

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三日、御嶽より松島村に下る途上

山梨

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山梨の市の瀬村は灯ともさず榾火がもとに夜の業すも(多摩川水源地

日吉

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十一日、釜戸より日吉といふ所へ越す峠に例の蓙をしきて打ち臥すに小き聲にて

日吉より次月というところへ越す

水戸

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を蒙り浪子山定立病院に收容せられぬ、予頃日水戸に遊びその家人に就きて具に状況を悉すをえたり。玲泉

我が友瀧口玲泉は水戸の人にして早稻田出身の文士なり軍に從ひて近衞に屬し遼陽攻

秋田

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武藏野の秋田は濶し椋鳥の筑波嶺さして空に消につゝ(道灌山遠望)

走り穗の白き秋田をゆきすぎて釜なし川は見るに遙かなり

木曾人の秋田のくろに刈る芒かり干すうへに小雨ふりきぬ

近江路の秋田はろかに見はるかす彦根が城に雲の脚垂れぬ

澁柿の腐れて落つる青芝も畑も秋田もむかし志賀の宮

滋賀つのや秋田もゆたに湖隔つ田上山はあやにうらぐはし

松山

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なみなへし短くさける赤土の稚松山は汗もしとゞに

大津

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志賀の舊都の蹟は大津町の北數町にして錦織といふ所に在り、即事

二日、大津より彦根に渡る

神戸

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昨秋予の西遊を思ひ立つや、岡本倶伎羅氏を神戸の寓居に叩かんと約す、予が未發程せざるに先だち、氏は

目白

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濁活の葉は秋の霜ふり落ちしかば目白は來れど枝のさびしも

東京

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行くなりといふ。其言惻々として人を動かす、東京といはずして江戸といふ、何ぞ其朴訥なるや、朴訥なるものは