長塚節歌集 1 上 / 長塚節
地名一覧
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鞍馬嶺ゆゆふだつ雨の過ぎしかばいまか降るらし滋賀の唐崎
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春日山しげきがもとを涼しみと鹿の臥すらむ行きてかも見む
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三輪山へいたる途にて
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の上にいたりみるに谷ふかくして、はろかに熊野の海をのぞむ
熊野より船にて志摩へかへると、夜はふねに寢てあけがたに鳥羽の港に
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熊野より船にて志摩へかへると、夜はふねに寢てあけがたに鳥羽の港につきてそこより
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和泉は百舌鳥の耳原耳原の陵のうへにしげる杉の木
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橘寺より飛鳥へ行くみちのかたへに逝囘の丘といふにのぼりて
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三十一日、比叡山のいたゞきにのぼりて湖のあなたに田上山を望むに、折柄山のうへ
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二十六日、四天王寺の塔に上る
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八月一日、嵐山に遊ぶ、大悲閣途上
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十八日、箱根の山をわたりてよめる
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こもらせる玉をかしこと山川の清き河内に宮居せすかも
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八月四日、法隆寺を見に行く、田のほとりに、あらたに梨をうゑたるを見て
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三月のはじめ下總神崎の雙生の岡より筑波山を望みて詠ずる歌并反歌
二月二十五日筑波山に登りて國見して作れる歌十首
二月五日筑波山に登る、ふりおける雪ふかゝりければ足の疲れはなはだしくおぼえぬ、その夜の
明治三十五年十一月十八日、筑波山に登りてよめる歌二首
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十月の末母の命によりて成田山にまうで毛綱を見て作れる歌并短歌
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印旛沼
三日、印旛沼のほとりを過ぐ
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萩こえし垣をまがりて右にをれて根岸すぐればむしぞなくなる
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八日、大阪より伊勢へこえむと木津川のほとりを過ぎて
はふねに寢てあけがたに鳥羽の港につきてそこより伊勢の海を三河の伊良胡が崎にいたる
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山はしもさはにあれども。名ぐはしその立山を。いめぐらふかたかひ河は。征矢なす水のはやけば。架け
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十二日、熊野川へそゝぐきたやま川といふ川ののぼりに瀞八丁といふをみむと
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物天の眞綿を。荒山の狹沼うしはく。御衣織女鬼怒沼比賣が。五百※をかけの手繰りに。巖が根にい引きまつはし。玉の緒
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瓊矛もて國探らせる。二柱神の命の。いしづまる筑波の山は。しみさぶるまぐはし山と。常に見る山には
なでたまふ。み鏡と湖は湛へぬ。うべしこそ筑波の山は。時なくと人は來れども。秋の日のけふの吉日
千葉の大野の。ならび居の雙生が丘に。たゞ向ふ筑波の山は。登り立ち見れど宜しみ。下り居立ち見れど宜しみ。よろしみ
千葉の野ゆ筑波を見れば肩長の足長山と霞田菜引く
筑波のふもとへ
さ蕨の萌え出づる春に二たびもい行かむ山の筑波しうるはし
廿九日、筑波のふもとへ行く、落栗のいや珍らしきをよろこびてよめる
つゞきたる雨のやみたるにつとめておき出でゝ見れば筑波の山には初雪のふりかゝりたればよめる歌六首(録三首)
おぼゝしく曇れるそらの雨やみて筑波の山に雪ふれり見ゆ
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比叡の山のいたゞきなる四明が嶽にのぼりて雨にあひ、草の茂りたる
杉の樹のしみたつ比叡のたをり路に白くさきたる沙羅雙樹の花
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萩こえし垣をまがりて右にをれて根岸すぐればむしぞなくなる
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八日、大阪より伊勢へこえむと木津川のほとりを過ぎて
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丹波の山々かくれて夕立の過ぎたるに辛崎のあたりくらくなりたれば
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大洗の岬なる水戸侯の別莊を見てよめる
冬十二月水戸に赴く、途に佛頂山を望みて作歌并反歌
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利根の大川。川岐に八十洲を包む。五百枝槻千葉の大野の。ならび居の雙生が丘に。たゞ向ふ筑波の山は。
千葉の野ゆ筑波を見れば肩長の足長山と霞田菜引く
千葉の野を過ぐ
千葉の野を越えてしくれば蜀黍の高穗の上に海あらはれぬ
もろこしの穗の上に見ゆる千葉の海こぎ出し船はあさりすらしも
百枝垂る千葉の海に網おろし鰺かも捕らし船さはにうく
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しく/\に打ち寄る浪の、おとに聞く藥師たづねて、京都邊に上りにしかど、すべなみと告らえにければ、いくばくも生
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かすみが浦岸の秋田に田刈る子や沖榜ぐ蜑が妹にしあるらし
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二日、ひるすぐるほどに奈良につく、ありといふ鹿のみえざるに、訝しみて人にとへば
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菅の根のなが/\し日も傾きて上野の森の影よこたはる
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住吉のあまにもがもな常世べのをとめが宮にゆけらく思へば
住吉の松林を磯の方にうちいでゝよめる
住吉の磯こす波の夕※の鷺とびわたれ村松がうれゆ
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にしもいほりし居らば。命も長くあらむと。大宮に仕ふる公か。あきつかみ吾大王の。年のはにいとまたまへば。
戸も柱もくひやぶれど、ひるは梁にかくる、大宮の老鼠、わなにもかゝらずて、よるはかくれてひるいづる、老
葦原や八百湧きのぼる滿潮の高知りいます神の大宮
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は山もめぐれど。日の立の南の方は。品川の入江の沖も。かぎろひのほのに見えつゝ。をしね刈る裾
品川のいり江をわたる春雨に海苔干す垣に梅のちる見ゆ