旅行に就いて / 長塚節
地名一覧
兵庫
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。余が明石の宿屋で粗末な辨當を貰つて兵庫まで來ると、ある工場の傍に腰掛茶屋があつたが、荷車引等が
明石
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余は却て氣の毒に感ずる位である。余が明石の宿屋で粗末な辨當を貰つて兵庫まで來ると、ある工場の傍
小松山
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ある。美濃の中津川から再び木曾川へ出る所に赤土の小松山がある。短かく痩せた女郎花がよろ/\と咲いて居る。往來の人も
中津川
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通らうが、牛が通らうが平氣である。美濃の中津川から再び木曾川へ出る所に赤土の小松山がある。短かく痩せた女郎花がよろ
比叡山
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。滅相に大きな甜瓜があつたので、手拭に包んで比叡山へ擔ぎ上げたことがある。大袈裟な言ひやうだが、此甜瓜を持つ
逢坂山
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。一皿が二錢であつた。近江から京都へ越える逢坂山には走り井の餠がある。※を中へ包んで三角形にした器用に
奈良
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四明が嶽の絶頂で、琵琶湖から丹波丹後の山々、奈良の方まで一目にあつめて、徐ろにこの甜瓜を噛つたのは甘かつた
京都
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つて居る。一皿が二錢であつた。近江から京都へ越える逢坂山には走り井の餠がある。※を中へ包んで三角形
山形
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。こんな道樂は漸く二錢の奮發で十分である。山形の山中で徑一尺に近い煎餠があつたから名を聞くと、オスゴレ
金鍔を頬ばることは決して人目につく憂が無い。羽前の山形近傍に、茶店に青い※をつけた美しい團子がある。此青い※は