源氏物語 48 椎が本 / 与謝野晶子 紫式部None

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地名一覧

音羽山

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の中にはまだはいって来ぬ秋であったが、音羽山が近くなったころから風の音も冷ややかに吹くようになり、槙の尾山

宇治

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の接待が設けられてあり、大臣もお帰りの時は宇治まで出迎えることになっていたが、謹慎日がにわかにめぐり合わせて来て

奥には、晴れやかに起き伏しする河添い柳も続いて、宇治の流れはそれを倒影にしていた。都人の林泉にはないこうし

遠近の汀の波は隔つともなほ吹き通へ宇治の川風

が一時的に好奇心を動かして、初瀬、春日への中休みの宇治での遊び心のような恋文を送って来る程度にとどまり、こうした閑居を

はどれほど深い悲しみをしていることであろうと薫は宇治の山荘を想像して、仏事のための費用などを多く阿闍梨に寄せた。

がっておいでになった。紅葉の季節に詩会を宇治でしようと匂宮はしておいでになったのであるが、恋しい人の

なれば事が多くて、行こうとしても急には宇治へ出かけられまいと思って山荘の姫君がたを訪ねてきた。雪の