火の踵 / 原民喜

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地名一覧

九州

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甥は九州の連隊にゐたため惨劇には遭はなかつた。家の焼跡にもその

広島

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な錯覚と、それから、いつも彼の脳裏にある、あの広島の体験と、こんどの音楽爆弾の予感がひどく混乱して、何か制し

「広島の土地は、あれはどうしても売れないものかしら」

、どのみち、僕は少しばかしの所有地を売却するため近く広島へ行つて来たいと思つてゐる。だから、その時はきつと

来た。踵に火のついた想ひで、とうとう彼は広島へ赴いた。

彼に話してゐた。その妻とも死別れ、彼が広島の長兄の家に寄寓するやうになると、もう空襲警報の頻発する頃

目白

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部屋に落着くと、さきほどの念想は高い梢にとまつた目白のやうに、チラチラとこちらを嘲つてゐる。

神田

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彼の部屋は神田のある事務所の二階にあつたが、朝から晩まで騒音攻めにさ

できなかつた。が、たまたま一人の友人の厚意により神田の某事務所の一室が空けてもらへたのは奇蹟のやうだつた。リヤカー

東京

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消息がなかつた。その友人が旅先で愛人が出来、もはや東京へは戻らないといふ決意を知らせて来たので、彼は早急

。その後、うちつづく飢ゑと屈辱の底をくぐり抜け、田舎から東京へ出て来たが、そこでも同じやうな条件が待伏せてゐた

旅先で新しい愛人を得て、東京へはもう戻らないと宣言した友からの手紙だつたが、異常な

東京を離れて十八時間汽車に乗つただけで、彼の眼は久しく忘れて