大阪 本郷 名古屋市 名古屋 福島市 盛岡市 新潟市 秋田市 弘前市 福島 仙台 東京 神田 神保町

を経て、少しずつ、各地の古本屋に出た時、大阪の新本取次書店が連合して東京の出版元二三へ談判をした、それ

なしで、山に放ち野に放ちであるそうな、先日大阪から飛行機に乗って上京した柳屋主人の談が面白い

とか聴いたが、乙はそれが致命傷となって、大阪の某や東京の某が救済に飛込んだ効もなく、高利貸に責立てられて

今より一年五ヶ月前、即ち昭和二年五月、大阪にて発行せし『奇抜と滑稽』第一号四頁に、左の如く記述

標本であり、国産浪費の馬鹿気た厄介物である、本郷の某社ではそれを知るや知らずや、一層カサ高いヤクザ本をやりかけ

甲乙両店が競争して居る二種の『エリコノミ全集』は名古屋市で猛烈な競争戦を開始し、一方が各書店の手代を自動車に乗せて

向ければ売れるだろうと思って、米国に荷出をして居る名古屋の何某へ見本を送りましたが、在外邦人も内地と同じく、円本予約の

「ゆかしなつかし宮城野信夫」の二題を演じ、其帰途福島市に立寄り、福島民報社長中目氏と福島ホテル主人杉山氏との両氏に案内さ

アグネて居た、新潟市の某店、弘前市の某店、盛岡市の某店などは、いずれも当分円本の古本は買わない事にして居り

到る所の古本屋は、皆右の持腐れにアグネて居た、新潟市の某店、弘前市の某店、盛岡市の某店などは、いずれも当分円本

何処へ行っても同じ問を発したのであるが、秋田市の某店では、不況の泣言などはならべず、ずらりと配列した円

皆右の持腐れにアグネて居た、新潟市の某店、弘前市の某店、盛岡市の某店などは、いずれも当分円本の古本は買わない

を演じ、其帰途福島市に立寄り、福島民報社長中目氏と福島ホテル主人杉山氏との両氏に案内されて、飯坂摺上川の上流、

城野信夫」の二題を演じ、其帰途福島市に立寄り、福島民報社長中目氏と福島ホテル主人杉山氏との両氏に案内されて、

時は先月下旬、仙台放送局の懇請に応じて同市に到り、二十五日夕「昭和の御大典奉祝

などは論ずるに足りない、岩打つ波は狂瀾の相、東京の出版屋中で、比較的信用のあった岩波書店ですら此醜怪事あり、

暴挙で大量生産を敢てした円本の残本を各地方から東京へ返送して来た総数は、昨夏以来今秋までの間に約三百万冊

此駄洒落を聴いた座中の一人が、東京牛込神楽坂には円本芸者というのがあろと告げ、円本成金に愛されて

店を横暴だと叫んだ事もあったが、昨今は東京の出版屋が横暴です、忙しい用のある我々を無理に引出して自動車に乗せ

たが、此時其手代連の一人が或者に「東京の出版屋は地方の取次店を横暴だと叫んだ事もあったが、

古本屋に出た時、大阪の新本取次書店が連合して東京の出版元二三へ談判をした、それが面白い

が、乙はそれが致命傷となって、大阪の某や東京の某が救済に飛込んだ効もなく、高利貸に責立てられて終に破産し

東京市本郷区向ヶ丘弥生町二番地

所　東京市本郷区向ヶ丘弥生町二番地　有限社　振替東京二八三九八　電話小石川　二六九番

発行所　東京市本郷区向ヶ丘弥生町二番地　有限社　振替東京二八三九八　電話小石川　二六九

居るのである、此時談判された出版屋の一人たる神田の某社主人が「実は安売りしたのではありません、ゾッキ

は、外神田佐久間町辺の何某というゾッキ屋と、内神田表神保町の何々社というゾッキ屋との二軒である