われから / 樋口一葉

われからのword cloud

地名一覧

島原

地名をクリックすると地図が表示されます

とは可惜しいもの、出て居る人で有うなら恐らく島原切つての美人、比べ物はあるまいとて口に税が出ねば我おもしろに

博多

地名をクリックすると地図が表示されます

羅も良人は黒紬の紋つき羽織、女房は唯一筋の博多の帶しめて、昨日甘へて買ふて貰ひし黒ぬりの駒下駄、よしや

川崎

地名をクリックすると地図が表示されます

、お高僧頭巾に肩掛引まとひ、良人の君もろ共川崎の大師に參詣の道すがら停車塲の群集に、あれは新橋か、何處ので

千葉

地名をクリックすると地図が表示されます

の戸の隙より僅かに光りのほのめくは、おゝまだ千葉は寢ぬさうな。

のやうな働きをでも遊したかのやうに、千葉もお翳りと少し押やりて、今宵は分けて寒い物をと、指輪

粒物、親なし、兄弟なしと言ふでは無いか、千葉家を負ふて立つ大黒柱に異状が有つては立直しが出來ぬ、さうで

書生の千葉いとゞしう恐れ入りて、これは何うも、これはと頭を下げるばかり

事は聞く物と奧樣すつとお羽織をぬぎて、千葉の背後より打着せ給ふに、人肌のぬくみ背に氣味わるく、麝香の

の口車よく廻りて、斯樣/\しか/″\で、千葉は貴孃泣いて居りますと言上すれば、おゝ可愛い男と奧樣御

間に仕立させ、彼の明る夜は着せ給ふに、千葉は御恩のあたゝかく、口に數々のお禮は言はねども

に目をつけぬ、何事も無くて奧樣、書生の千葉が寒かるべきを思しやり、物縫ひの仲といふに命令て、仰せ

私の事を信仰して下さりませぬは、昨日の朝千葉が私を呼びまして、奧樣が此四五日御すぐれ無い樣に見上げ

月日を大凡どの位送つた物で御座んすか、今の千葉が樣子を御覽じても、彼れの子供の時ならばと大底に

に構はず唇を甞めて、まあお聞遊ばせ、千葉が其子を見初ましてからの事、朝學校へ行まする時

と小間使ひの米口を出すに、默つてお聞、無論千葉さんの方からさとあるに、おやあの無骨さんがとて笑ひ出すに、奧

。夫れは何ぞや。お聞なされませ書生の千葉が初戀の哀れ、國もとに居りました時そと見初めたが御座り

、其事あれば夜といはず夜中と言はず、やがて千葉をば呼立てゝ、反かへる背を押へさするに、無骨一遍律義男の身

城、あれこそは我が物の頼み空しう、いろ/\千葉の厄介に成たればとて、これを新年着に仕立てゝ遣はされ

かねてぞ千葉は放たれぬ。汨羅の屈原ならざれば、恨みは何とかこつべき、

新橋

地名をクリックすると地図が表示されます

川崎の大師に參詣の道すがら停車塲の群集に、あれは新橋か、何處ので有らうと※かれて、奧樣とも言はれぬる身ながら

向島

地名をクリックすると地図が表示されます

ひて問へば、俄に氣分が勝れませぬ、私は向島へ行くのは廢めて、此處から直ぐに歸りたいと思ひます、

上野

地名をクリックすると地図が表示されます

はれての後一日、今日ならではの花盛りに、上野をはじめ墨田川へかけて夫婦づれを樂しみ、隨分とも有る限りの体裁

東京

地名をクリックすると地図が表示されます

お美尾の母は東京の住居も物うく、はした無き朝夕を送るに飽きたれば、一つはお前