旅日記 東海道線 / 二葉亭四迷
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の誰彼、さては新知旧識のなつかしき人々に見送られ新橋より大阪行の客となる。二十年来の知己横山天涯君統計好きの乾びた頭
名古屋で目が覚めて米原でチョールヌイ君に別れ大阪で下車して宿につくなり、服も脱がずに其儘グッスリ寐込むだ
大阪本杜で打合せを済まして大阪へ着いた日に又大阪を立つて後藤男を迎へる為に敦賀へ行つ
大阪本杜で打合せを済まして大阪へ着いた日に又大阪を立つて後藤男を迎へる為に敦賀へ行つた。敦賀にはなつかしき人
肱懸に頬杖ついて熟々と男の人と為りを想うて大阪へ下つた。
十七日午前七時九分大阪発、村山社長素川君等見送られる、三ノ宮で下車すると僕と形影相
是より先大阪の正金支店で露都宛の為替を組まうとして拒絶された。神戸
紀州の某温泉に養つてゐたにも拘らず能※大阪に来て僕を待合せ、僕が神戸を立つ迄は形影の如く相追随し
十七日午前大阪を発して神戸に来て大連行の神戸丸に乗込む。長田君、大庭君
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となく湿つぽい夕弱妻幼児親戚の誰彼、さては新知旧識のなつかしき人々に見送られ新橋より大阪行の客となる。二十年来の
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た日に又大阪を立つて後藤男を迎へる為に敦賀へ行つた。敦賀にはなつかしき人が数名居る、皆謂ふ所の心友だ
を立つて後藤男を迎へる為に敦賀へ行つた。敦賀にはなつかしき人が数名居る、皆謂ふ所の心友だ。
午后一時男に陪乗して敦賀を発し米原で告別して下り列車に乗移つた。車室の中僕の外
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名古屋で目が覚めて米原でチョールヌイ君に別れ大阪で下車して宿につくなり
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ムッと口を結び六かしい面をするのが癖だ、松山君の言葉には抑揚がないなぞと他愛のない事を思ひながら他愛なくなる
の面が見える、酒太りの風浪兄の面も見える。細長い松山兄の面も見える。三山君は少し空嘯いてフヽと笑ふ癖がある
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露都宛の為替を組まうとして拒絶された。神戸の支店でも右同断。拠なく香港上海銀行で若干の金をサーキュレーチング、
君大庭君(大阪毎日)神戸支局の某君に見送られて神戸丸に乗込む。キャビンに入ると、花の如き美人が居て小腰を屈め
午前十時半長田君大庭君(大阪毎日)神戸支局の某君に見送られて神戸丸に乗込む。キャビンに入ると、花の
も拘らず能※大阪に来て僕を待合せ、僕が神戸を立つ迄は形影の如く相追随して家来が主人の世話をするやう
十七日午前大阪を発して神戸に来て大連行の神戸丸に乗込む。長田君、大庭君、日向君の代理として其半身
十七日午前大阪を発して神戸に来て大連行の神戸丸に乗込む。長田君、大庭君、日向君
午前十一時船は錨を抜いて神戸を出帆した。
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幼児親戚の誰彼、さては新知旧識のなつかしき人々に見送られ新橋より大阪行の客となる。二十年来の知己横山天涯君統計好きの
心の中で笑ひながらしばらく黙々してゐるとふと、今日新橋で分れた人々の面が目前にちらつく。末の健坊が誰やらに
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色を壮にして呉れた。宿に帰つてから、東京の某君に柬せんと欲して徹宵筆を措かず表書を書了る頃、