「いろは」の五色ガラスについて / 木村荘八
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雇つたと云ひ、その他欧米人に知り合ひを持ち、当然横浜・神戸あたりの海関貿易の方面とも遠くなかつたやうである。一体東京に於ける
色めかしたやうで、その元といへば、開港場(横浜)の外人相手のチヤブ屋から来てゐると考へられる節がある――ぼく
洋品洋物は当時東京は横浜を宗として、洋趣味も、そこから流れたことは、各方面の史実
風の、映像にムラの来ない厚板ガラスだつた。「横浜」仕込みの品ものだつたと思ふ。恐らくは障子用の五色ガラスも同じ仕入れの
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屋」風俗も、牛肉店などのモードも、旧東京(江戸)にその範を求めることは出来ない。云ふところのフラフ(旗印)などと
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詳しくしない)、それで「浅草」にも「日本橋」にも「両国」にも大体市内の目ぼしい個所には店があるのに、上野にだけは結局いろは
ふを現はす年数の指示だらうか、一つにはこの版画が「両国大平板」とあるので、図のいろはの裏手に当つた大平錦絵店からこれが発行
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と云ひ、その他欧米人に知り合ひを持ち、当然横浜・神戸あたりの海関貿易の方面とも遠くなかつたやうである。一体東京に於け
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しかし店は「五軒」しか載つてゐず、次は深川高橋に支店を用意してゐるといふことで結んで、
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となつては強ち「私事」でもなく、これも「東京世相」の一つの波の色と化つてゐることだらう。
偶然の話にも、これが出た――一種の「東京名物」だつたやうである。といふのが、市内の方々にあつ
の海関貿易の方面とも遠くなかつたやうである。一体東京に於ける牛鳥肉店、「いろは」などよりも元祖の、銀座(れんが)の松田
「チヤブ屋」風俗も、牛肉店などのモードも、旧東京(江戸)にその範を求めることは出来ない。云ふところのフラフ(旗印
洋品洋物は当時東京は横浜を宗として、洋趣味も、そこから流れたことは、
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たやうな、そのころの官令を以て「……大久保内務卿が三田四国町ニ動物育種場及び動物市場ヲ官設サレ、府下
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といふやうな書き出しを以つて、新しく神田連雀町へも店を設けるといふ広告を読売新聞に出したのが、明治
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も大体市内の目ぼしい個所には店があるのに、上野にだけは結局いろはの無かつたのは、そのためと、後々までも
上野山下の旧「がん鍋」を手に入れようとして、成らず(その
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ぼくは詳しくしない)、それで「浅草」にも「日本橋」にも「両国」にも大体市内の目ぼしい個所には店がある
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ず(その理由はぼくは詳しくしない)、それで「浅草」にも「日本橋」にも「両国」にも大体市内の目ぼしい個所
なり、いはゆる「曖昧屋」の、末は明治末の浅草千束町(十二階下)から後の※東玉の井へと転化するモードの一齣
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浅草橋