死屍を食う男 / 葉山嘉樹

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地名一覧

国分寺

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に続いており、一方は聖徳太子の建立にかかるといわれる国分寺に続いていた。そしてまた一方は湖になっていて毎年一人ずつ

窓の外は松林であった。松の梢を越して国分寺の五重の塔が、日の光、月の光に見渡された。

部屋が広すぎた。松が忍び足のように鳴った。国分寺の鐘が陰にこもって聞こえてくるようになった。

代々木

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中学は山の中にあった。運動場は代々木の練兵場ほど広くて、一方は県社○○○神社に続いており

やがて、代々木の練兵場ほども広いグラウンドに出た。

東京

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か心細かった。がもう一学期半辛抱すれば、華やかな東京に出られるのだからと強いて独り慰め、鼓舞していた。