笹山 大阪 朝日川 岡山城 岡山 鳥取 京橋

急いで死体は笹山へ送って火葬。尼の堕落が悲惨の最期。いわゆる仏説の自業自得であった

て浪人。その伜で届けてある金三郎様も御浪人。大阪表へ出て手習並びに謡曲の師匠。その間に兵右衛門さまは御病死、

暑かった。奥二階で駒越左内奥野俊良の二人と、朝日川の鮎を肴に散々酒を過した金三郎。独り離れの隠居所にと戻っ

大事である。我等に取っても一大事なら、当岡山城、池田の御家に取っても容易ならぬ一大事で」

頃に備前の太守池田新太郎少将光政の落胤と名乗って、岡山の城下へ乗込んだ浪人の一組があった。この方が落胤騒動と

「なる程、備前岡山は中国での京の都。名もそのままの東山あり。この朝日川

で御座った。それやこれやで、鳥取の池田家と、岡山の池田家と御転封に相成り、少将様こちらの御城に御移りから

大事である。我等に取っても一大事なら、当岡山城、池田の御家に取っても容易ならぬ一大事で」

今度の運動費を出させて、それで三人が備前岡山に乗込んだのであった。

野末源之丞は池田出羽の密謀を心得て、大急ぎで岡山に立還った。

西中島を出立。それからどこへ行った事やら、再び、岡山へは来なかった。

、その起因は当国で御座った。それやこれやで、鳥取の池田家と、岡山の池田家と御転封に相成り、少将様こちらの御

名もそのままの東山あり。この朝日川が恰度加茂川。京橋が四条の大橋という見立じゃな」

それが縁となって、夜の京橋上に源之丞が謡曲の声を合図として、お綾は裏口から河原

折も折とて京橋の東袂近き所にて、屋島の謡曲の声。それぞ源之丞のおとずれと