怪異暗闇祭 / 江見水蔭

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地名一覧

深大寺

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、府中の各所に散って、白由行動を取り、翌朝深大寺門前の蕎麦屋に会して、互いに一夜の遭遇奇談を報告し合おうとの約束

御旅所

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別れ、本町宿の方から共に番場宿の角札辻の御旅所にと向うのであった。

甲州街道

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七基は二の鳥居前より甲州街道の大路を西に渡り、一基は随身門の前より左に別れ、本町宿

銚子

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の塩焼で飲んでいる旅商人らしい一人の男。前にも銚子が七八本行列をしているのだが、一向酔ったような顔はし

甲州

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。それで私は布田までのして置きまする。へえ、甲州へ絹を仕入れに行った帰りでございます。御免下さいまし」

あいつ真に甲州へ絹の仕入れに行き、江戸へ帰るべく今夜布田に泊る者とすれば、

府中

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「御失念では痛み入る。それ、武州は府中、六所明神暗闇祭の夜、我等の仲間が大恥辱を取ったこと

江戸より府中までは八里。夕方前に小机源八郎は着いた。

府中はいまさら説くまでもなく、古昔の国府の所在地で、六所明神は府中の

関東

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仲間は日本国中にどのくらいあるか知れませんが、関東だけでざっと五百二十人ばかり、でも本統に夜目の利く奴は、僅か

江戸

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天保の頃、江戸に神影流の達人として勇名を轟かしていた長沼正兵衛、その門人に

江戸より府中までは八里。夕方前に小机源八郎は着いた。

「そう講釈を聴くと江戸では珍らしくないが、一つ海鰻を焼いて貰って、それから鯒は洗い

あいつ真に甲州へ絹の仕入れに行き、江戸へ帰るべく今夜布田に泊る者とすれば、もうこの土地に姿を見せぬ

「江戸の者は泥棒まで洒落っ気があるな。面白い。そこでその方は、毎年暗闇

神楽殿

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神楽殿の舞姫として清浄なる役目を勤めていたのであったが、五

大宮

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、相殿として素盞嗚尊、伊弉冊尊、瓊々杵尊、大宮女大神、布留大神の六座(現在は大国魂神社)。武蔵では

品川

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「まるで品川へ行ったようだな」

、それから当日まで斎にお籠りで、そういう縁故から品川の漁師達も、取立ての魚を神前へお供えに持って参りまするが、

が、お祭前になりますると、神主様達が揃って品川へお出でになり、海で水祓をなさいまして、それから当日まで

「はい、みな品川から夜通しで廻りますので。御案内でもござりましょうが、お祭前に