異魚 / 中谷宇吉郎

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地名一覧

アマゾン

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あって、いろいろ怪異な動物の棲息地なのである。アマゾンの上流地帯は、人跡が稀れなために、未だに「拓かれざる秘境」

もアフリカの奥地とか、ミシシッピイの大沼沢地帯とか、アマゾンの上流とかいうことになってしまう。そういう土地がまだ残されている

シカゴ

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シカゴには、世界一を誇るりっぱな水族館があって、この魚は、そのカタログ

ば、できない話ではないであろう。それよりも、シカゴのような大陸の真中で海の魚を飼うということ自身が、大問題

水族館といえば、海岸近いところにあるにきまっている。シカゴのように、いちばん近い海までが八百マイル近くもあるというようなところで

tristoechus というのだそうで、銛をはね返した話も、シカゴの自然科学博物館発行の専門的な小冊子に出ていた話である。鱗は人間

どうも本当らしい。とにかくこういう怪物の生きた姿が、シカゴの街の真中で見られるのだから、驚いた話である。

というわけでもないが、アメリカでも有数の狂躁都市シカゴの真中で、現代アメリカ人と、生きた古代魚とが、毎日対面している

渋沢さんがシカゴへ見えた時に、あるアメリカ人に「この日本の元大蔵大臣は、水族館を