荷風翁の発句 / 伊庭心猿
地名一覧
雷門
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九月三十日。電車にて雷門に至り水邊を歩む中に雲去りて良夜となる。白髯橋をわたり玉の井に
江戸
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て、先づ遊里を一通り洗ふきめ手は、今でも全く江戸の昔と變らない。
玉の井
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初て玉の井の路地を歩みたりしは昭和七年の正月堀切四ツ木の放水路提防を歩み
二十日。燈刻尾張町に※し、電車にて淺草を過ぎ玉の井に往く。
月卅一日。仲店広小路到處雜沓せり。東武電車にて玉の井に往きいつもの家に一茶す。
堀切
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初て玉の井の路地を歩みたりしは昭和七年の正月堀切四ツ木の放水路提防を歩みし歸り道なり。其時には道不案内にて
向島
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六月十八日。夜向島散歩。歸途キユペルを過ぐ。
銀座
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電車にて淺草に至り、それより圓タクを倩ひ玉の井を見歩き銀座に出づ。
に「遠みち」の三字の中には、麻布から銀座、さらに江東、葛西、淺草、寺島と、作者のたゆみない行迹見聞の
曳舟
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三ノ輪行バスに乘りかへ寺島町二丁目に至り、それより曳舟通の岸を歩む。……迂曲したる小徑を歩み行く中玉の井四
隅田川
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「川向う」は隅田川東岸である。即ち、寺島町玉の井の遊里を指す。さうすると、この作
京橋
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十一月初二。午後※東綺譚執筆。晩餐の後京橋明治屋にて牛酪を購ひ玉の井に至り第一部の或家を訪ふ
境川
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十二月初七。境川停留場より五ノ橋通にて電車を降り三ノ輪行バスに乘りかへ寺島町二