関東 花巻町 巴里 秋田 京都 東京

な喧嘩をしない。口げんかは相当にやるようだが、関東の人のような手の早いところは八年間に一度も見かけなかった。

でも、毎年輪番で当番をきめ、どこかの家に花巻町の光徳寺さまの和尚さんを招き、部落中の人が集ってお経を

で焼く焼栗を電灯の下でぼつぼつ食べていると、むかし巴里の街角で、「マロンショウ、マロンショウ」と呼売していた焼栗

山のあたりからのぼりはじめ、一晩かかって南の空を秋田境の連山までゆるゆるとわたる。塵ひとつないきれいな空だから思いきりあかるい

いいのが出ない。数も少いが、香りも味も京都方面のには敵わない。この辺でいちばん沢山出てうまいのはシメジ類

きかなかったが、これは里の虫かもしれない。東京と同じようにここでもコオロギがいちばんあとに残って雪の頃までどこ