半七捕物帳 52 妖狐伝 / 岡本綺堂

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地名一覧

甲州

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いろいろの悪いことをして、女のくせに入墨者、甲州から相州を股にかけて、流れ渡った揚げ句に、再び江戸へ舞い戻って、前

銚子

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女中は銚子をかえに立った。そのうしろ姿を見送って、松吉はささやいた。

大木戸

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むやみにはいることを許されませんでしたから、高輪の大木戸を境にして、品川、鮫洲、大森のあたりを遊び歩いていました。

熊谷

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、半七が八丁堀同心熊谷八十八の屋敷へ顔を出すと、熊谷は笑いながら云った。

熊谷は勿論この怪談を信じないで、何者かのいたずらと認めているらしかった。

「その狐よ。熊谷の旦那から声がかかった以上は、笑ってもいられねえ。なんとか

へまわって、熊谷八十八の屋敷へ再び顔を出すと、熊谷はもう奉行所から帰っていた。

などは二の次で、贋金づかいの探索が大事であると、熊谷は云った。

「熊谷の旦那からもお指図があったのだ。女ひとりに大勢が出張るほどの

川崎

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下男の三人づれで、鈴ヶ森を通りかかった。本来ならば川崎あたりで泊まって、あしたの朝のうちに江戸入りというのであるが、

江戸

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鈴ヶ森は仕置場で、磔刑や獄門の名所です。それですから江戸の悪党なんかは『おれの死ぬときは畳の上じゃあ死なねえ。三尺高い

あしたの朝のうちに江戸入りというのであるが、江戸を前に見て宿を取るには及ぶまい。急いで行けば四ツ(

。急いで行けば四ツ(午後十時)過ぎには江戸へはいられると、一行三人は夜道をいとわずに進んで来た。彼

伝兵衛は四十一歳で、これまで二度も京と江戸とのあいだを往復しているので、道中の勝手を知っていた。

あくる朝はいわゆる皐月晴れで、江戸の空は蒼々と晴れ渡っていた。朝の六ツ半(午前七時

。二人の報告を綜合すると、入墨者のお此は江戸へ舞い戻って、浜川の塩煎餅屋の二階に住んでいる。彼女は小間物

甲州から相州を股にかけて、流れ渡った揚げ句に、再び江戸へ舞い戻って、前にも申す通り、小間物の荷をさげて歩いたり、近所

軍艦の水兵らは上陸して方々を見物する。しかし、江戸市中にむやみにはいることを許されませんでしたから、高輪の大木戸を

八丁堀

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熊蔵の報告を待つほかは無いので、彼はそれから八丁堀へまわって、熊谷八十八の屋敷へ再び顔を出すと、熊谷はもう奉行所から

甲府

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「女のくせに草鞋をはきゃあがって、甲府から郡内の方をうろ付いて、それから相州の厚木の方へ流れ込んで

品川

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その当時の東海道は品川から浜川、鮫洲で、鮫洲から八幡さまのあたりまでは、農家や漁師町が

鈴ヶ森の縄手に悪い狐が出るという噂が立った。品川に碇泊している異国の黒船から狐を放したのだなどと、まことしやか

女は巳之助が買いなじみの女郎で、品川の若狭屋のお糸というのであった。勤めの女が店をぬけ出し

彼は「狐」を口走っていた。この場合、まず品川へ行ってお糸という女が無事に勤めているかどうかを確かめる

ここに初めて当夜の事情を打ち明けたので、両親は取りあえず品川の若狭屋に問い合わせると、巳之助が馴染のお糸という女は何事もなく

「一度行って化かされて来ねえか。品川の白い狐に化かされたと云うなら、話は判っているが、鈴ヶ森

品川を通り過ぎて浜川へかかると、丸子という小料理屋がある。ここは先夜、

きせるの先で指さす品川の沖には、先月からイギリスとアメリカの黒船が一艘ずつ碇泊して

「だれが云い出したのか知らねえが、品川の黒船から狐を放したのだという噂も、こうなると嘘で

「品川にかかっている黒船から、マドロスがここらへあがって来ることがあるか

鮫洲方面探索を松吉にあずけて、半七は品川から芝の方角へ真っ直ぐに引っ返した。田町の三島という両替屋へ行っ

に住んでいる。彼女は小間物類の箱をさげて、品川の女郎屋へ出商いに廻っている。浜川や鮫洲の茶屋へも廻って

三人が品川の宿へはいると、往来で三十前後の男に逢った。それが女郎

「ここじゃ仕様がねえ。品川まで連れて行け」と、半七は先に立って歩き出した。

内心ひそかに牙をみがいているうちに、外国の軍艦が品川へ乗り込んで来て、イギリスが一艘、アメリカが一艘、いずれも錨

、品川、鮫洲、大森のあたりを遊び歩いていました。品川の貸座敷などを素見すのもありましたが、その頃はどこでも外国人

ませんでしたから、高輪の大木戸を境にして、品川、鮫洲、大森のあたりを遊び歩いていました。品川の貸座敷などを素見す

脱艦したのだろうと思います。そこで、船が品川を立ち去るまでは隠れていなければいけないというので、お此が

という噂がありました。そこで、今度の狐も品川の黒船から出て来たというような噂が立つ。それを聞くと

ん。あとで聞くと、羽田あたりの漁船を頼んで、品川沖の元船へ戻ったらしいんです。九兵衛親子を斬った浪士は何者

日本橋

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おとといから昨日へかけて、日本橋で二軒、京橋で一軒の大きい両替屋へ外国のドルを両替えに来

「お此は商売の小間物を日本橋の問屋へ仕入れに行くと云って、ときどき江戸辺へ出かけるそうです」と

神田

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きょうも幸いに晴れていた。三人は揃って神田の家を出た。

京橋

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おとといから昨日へかけて、日本橋で二軒、京橋で一軒の大きい両替屋へ外国のドルを両替えに来た者がある。