半七捕物帳 13 弁天娘 / 岡本綺堂
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七両の金とその百両とを持って、故郷の名古屋へ帰って金貸しでもするつもりだったそうです。そうなると、色男の伝
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、半七は躊躇しながら云い出した。「実はわたくしは外神田の山城屋さんの町内にいるものでございますが、うけたまわればこちらの徳次郎さんは
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(例)本所相生町
両国橋を渡って本所へはいると、徳蔵の家は相生町二丁目にあった。間口は狭いが、
善八を出してやって、半七はすぐに本所へ行った。きのうは弟の葬式を出して、きょうはまた兄貴の死骸が
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ていろいろの容態や療治法などを聞きただした上で、さらに相生町の徳蔵の家をたずねてゆくと、柳原堤へ差しかかる頃に空はまったく明るく
「わるく洒落ちゃあいけねえ。相生町の二丁目の魚屋だ」
「相生町の魚屋……。徳蔵か」
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はと訊くと、きょうの七ツ(午後四時)に深川の寺へ送るのだとお留は答えた。七ツといえばもう
そのうちに深川の寺へゆき着いたが、葬式は極めて簡単なものであった。山城屋から
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、三十五六の男がたずねて来た。かれは神田の明神下の山城屋という質屋の番頭で、利兵衛という白鼠であること
「やあ、神田の親分。おまえさんも見送りに来て下すったのですかえ。路の
貰って、その晩の四ツ(午後十時)過ぎに神田の家へ帰った。帰ると、すぐに寝床へころげ込んで、あしたの
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十八日であった。半七はこれから午飯を食って、浅草の三社祭りを見物に出かけようかと思っているところへ、三十五
「では、これから浅草へお出かけになるのでございますか」
それは浅草に住んでいる伝介という男であった。三十二三の小作り
浅草の並木で一軒、広小路で一軒、ゆくさきざきで祭りの酒をし
「むむ。きのう浅草のお祭りへ行って、よく拝んで来たので、三社様が夢枕
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んよ。お留は無論重罪ですから、引き廻しの上、千住で磔刑にかけられました」
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両国橋を渡って本所へはいると、徳蔵の家は相生町二丁目にあった。