離魂病 / 岡本綺堂

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地名一覧

小石川

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なんでも嘉永の初年のことらしい。その頃、叔父は小石川の江戸川端に小さい屋敷を持っていたが、その隣り屋敷に西岡鶴之助と

善光寺

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と思われるような草深いところであったが、それでも善光寺門前には町家がある。西岡は今やその町家つづきの往来へ差しかかると、

牛込

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おなじ江戸川端ではあるが、牛込寄りのほうに猪波図書という三百五十石取りの旗本の屋敷があった。その

仙台藩

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ないとは限らない。それとは少し違う話だが、仙台藩の只野あや女、後に真葛尼といった人の著述で奥州咄という

青山

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頃にそこを出た。今と違って、そのころの青山は狐や狸の巣かと思われるような草深いところであったが、それ

に薄気味悪くなって来たので、早々に引っ返して青山の大通りへ出た。

下谷

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時は六月はじめの夕方である。西岡は下谷御徒町の親戚をたずねて、その帰り途に何かの買物をするつもりで御

仙台

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ないとは限らない。それとは少し違う話だが、仙台藩の只野あや女、後に真葛尼といった人の著述で奥州咄

仙台藩中のなにがしという侍が或る日外出して帰って来ると、自分の

御徒町

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時は六月はじめの夕方である。西岡は下谷御徒町の親戚をたずねて、その帰り途に何かの買物をするつもりで御成道

浅草

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も逢って挨拶をして、帰り途はあずま橋を渡って浅草の広小路に差しかかると、盂蘭盆であるせいか、そこらはいつもより人通りが

のないことかも知れないが、妹の死ぬ朝には浅草でその姿を見せて、その晩にも屋敷の門前にあらわれたという

東京

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明治二十四年の春には、東京にインフルエンザが非常に流行した。その正月に西岡は叔父のところへ年始