江戸の化物 / 岡本綺堂
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て、途中で泣き騒いでいたということですが、もう箱根を越すと静かになるそうです。
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池に棲んでいたそうですが、明治になってから印旛沼の方へ移ってしまったといいます。
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河童は筑後の柳川が本場だとか聞いていますが、江戸でも盛んにその名
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河童は筑後の柳川が本場だとか聞いていますが、江戸でも盛んにその名を拡め
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これも塚原渋柿園の直話ですが、牛込の江戸川橋のそばに矢柄何某という槍の先生がありました。この家
朝顔屋敷、牛込の中山という旗本の屋敷ですが、ここでは絶対に朝顔を忌んでい
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江戸の化物
江戸の代表的怪談といえば、まず第一に池袋の女というものを挙げなけれ
は筑後の柳川が本場だとか聞いていますが、江戸でも盛んにその名を拡めています。これはかわうそと亀とを合併
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芝の愛宕山の下〔桜川の大溝〕などでも、よくかわうそが出たということです。
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た。やはり雨の降る晩でしたが、芝居がはねて本所の宅へ帰る途中で遭ったそうです。差している傘が石のように
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徳川の家来に福島何某という武士がありました。ある雨の夜でしたが、虎の門の
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池袋の女
江戸の代表的怪談といえば、まず第一に池袋の女というものを挙げなければなりません。
を嫌がりましたので、池袋の女の方でも池袋ということを隠して、大抵は板橋とか雑司ヶ谷とかいって奉公に
も池袋の女を使うことを嫌がりましたので、池袋の女の方でも池袋ということを隠して、大抵は板橋とか
していたということです。また、町家などでも池袋の女を使うことを嫌がりましたので、池袋の女の方で
異変があると言い伝えられて、武家屋敷などでは絶対に池袋の女を使わないことにしていたということです。また、町家
抗議が出るかもしれませんが、どういうものか、この池袋の女を女中などに使いますと、きっと何か異変があると言い伝えられ
今日の池袋の人からは抗議が出るかもしれませんが、どういうものか、この
いましたが、それならば不埓を働いた当人、即ち池袋の女に祟ればよさそうなものですが、本人にはなんの祟も
これは、池袋の女が七面様の氏子なので、その祟だといわれて
ことになっていましたが、果してその蔭には必ず池袋の女が忍んでいたということです。
こういうことがあると、まず第一に池袋の女を詮議することになっていましたが、果してその蔭には
て、下屋敷の女たちを厳重に取調べたところが、果して池袋から来ている女中があって、それが出入りの者と密通してい
ますと、さすがは槍の先生だけあって、「実は池袋の女の不思議を見たいと思っていたのだが、ちょうど幸いで
だといって住み込んだ女中がありましたが、どうも池袋の女らしいので、そのことを細君から主人に告げて、今のうち
これを調べて見ると、その池袋の女中が近所の若い者といたずらをしていたということが判り
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これも塚原渋柿園の直話ですが、牛込の江戸川橋のそばに矢柄何某という槍の先生がありました。この家に板橋
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日比谷の亀も有名でした。桜田見附から日比谷へ行く濠の底に大きい亀が棲んでいたということで、この
日比谷の亀も有名でした。桜田見附から日比谷へ行く濠の底に大きい亀
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錦袋円の娘、池の端(いまの台東区池之端一丁目一番、同上野二丁目一一・一二番)に錦袋円という有名な薬屋がありました。