凡人凡語 / 梅崎春生

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地名一覧

関東

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、丸っこいのは特別に巾着ナスと言うのだそうです。関東では丸っこいのが普通で、長いのを長ナスと呼ぶでしょう。つまりその反対です

九州

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先年先輩のお伴をして、九州へスケッチ旅行に行きました。いろいろ見たり聞いたり描いたりして来ました

近頃の子供(または半大人)は、この九州のキュウリやナスに似ているような気がします。こちらの食慾や理解

「ふん。九州のモロキュウ」

東京

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ナスもそうです。東京で煮物に使う長いナスが、姿を変え形を改めては、皿の

が、間違って大久保のところに配達されて来た。東京地方検察庁からのハガキです。間違いならそのままポストに再投入すればいいの

大久保

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ていたら、そうじゃないんですな。常連の一人に大久保という独身男がいて、齢の頃は三十前後ですが、どこか

大久保はおでんを横ぐわえにしごきながら、わざとらしい嘆声を発しました。

人情でつながっているので、突っぱねるわけには行かない。大久保はよせばいいのに、図に乗って提案しました。

大久保が余計なでしゃばりをしたばかりに、甚五から引っかかれるという事件が起き

。間違いならそのままポストに再投入すればいいのに、大久保はそのハガキを持ってのこのこと森タバコ店に届けに行った。内容は処分

は他にある。ある日甚五宛のハガキが、間違って大久保のところに配達されて来た。東京地方検察庁からのハガキです。間違い

もっとも大久保は診察を勧めて、それで引っかかれたわけじゃない。まあそれが遠因

訴えたのに、不起訴と判決が下ったわけですな。大久保みたいな詮索好きの男が、それを見逃す筈がない。

大久保は口をとがらせて、ぼくに報告をしました。

が出来ていました。それをぼんやり眺めていると、大久保はむっと言葉を荒らげました。

ですから、フクさんも放っては置けません。相手の大久保は詮索好きと同時に、かなりのウルサ型なので、とうとう赤木医院に相談

折り、公費患者の手続きを取ってやったりしたのは大久保で、役所勤めなのでその方面の伝手が多いのでしょう。しかしいくら伝手

たのはフクさんと大久保で、日曜日でもないのに大久保が同行したのは、手続きの責任もあるのでしょうが、勤め先がよほど

に入って行った。つきそって行ったのはフクさんと大久保で、日曜日でもないのに大久保が同行したのは、手続きの責任

「大久保をついでに呼んで来い。あの野郎、おれをだまして、あんな病院に押し込み

、近所のおかみさんが大急ぎで大久保を呼びに行った。大久保がかけつけると、ふしぎなことにはとたんに甚五はしゅんとして、おとなしくなっ

大きな声でわめくものですから、近所のおかみさんが大急ぎで大久保を呼びに行った。大久保がかけつけると、ふしぎなことにはとたんに甚五

病院での看視も、いくらか厳重になったようです。大久保の話によると、甚五のようなのは乱暴を働いたり、他人に

た時、フクさんは呆れたように突っぱねたそうです。大久保からその話を聞きました。

ぼくは大久保に訊ねました。

大久保はぎょろりと上眼遣いに、ぼくをにらみました。その眼にはかすかに

です。パチンコで儲けるのも、ラクじゃないと見えます。大久保はつけ加えました。