ミュンヘン 賀茂川 マールブルク プロイセン

でヘーゲルに関する学者としては、知識に於いてはミュンヘンのファルケンハイム、体系的な方面ではフライブルクのエビングハウスが第一流と見做されてゐ

河に沿うてゆくのも面白いことです。今日も私は賀茂川の堤を思ひ出し、数年前の幼稚な詩を思ひ起しました。

目出度う存じます。去年はハイデルベルクで迎へた正月を、今年はマールブルクで迎へました。大晦日の夜には悪霊を追払ふと云ふ意味で、昔独逸

出たり、ゼミナールに加はつたりしてゐます。ハイデッゲルが新しくマールブルクへ来たのは私には嬉しいことでした。ハルトマンに対する感じを一口で

マールブルクの冬はなかなかよく冷えます。しかし私は好んで散歩に出ます。ラーン河

ことです。この意味に於いて例へばハルナックの書いたプロイセンのアカデミーの歴史を繙くことも興味のあることでせう。しかしまた学問的意識