桶狭間 名古屋 渥美郡 岡崎城 筑紫 岡崎 千石 末森城 大阪 府中 堺 静岡 上野

真下に見る太子ヶ根の丘に在った。田楽狭間は桶狭間へ通ずる一本道の他は両側共に山で囲まれて居る。こうなると

なぞは忘却の体である。かの三浦の如きは、桶狭間の勇士故の井伊直盛の所領を望んだり、更に甚しくは義元の愛妾だった

寺領二百石を附した。（後に清須に移し今は名古屋に在る）

の徳川家康である。竹千代不遇であって、始めは、渥美郡牟呂村千石の地しか与えられず、家臣を充分に養う事にさえ苦しんだ

岡崎城守備　庵原元景等千余人

寇に苦められながらやっと岡崎に着いた。着いて見ると岡崎城の今川勢は騒いで城を明け退いていたので、元康すて城

想って沈んだ気持になって居たが、其中に筑紫からこの寺に客僧となって来て居る坊さんが、信長公こそは名

た鉄砲の稽古に熱心であった事などを見ると、筑紫の坊さんの眼識を肯定出来そうである。

義元は十六日に岡崎に着いて、左の様に配軍せしめた。

て三河に退陣したが、土寇に苦められながらやっと岡崎に着いた。着いて見ると岡崎城の今川勢は騒いで城を明け退い

ある。竹千代不遇であって、始めは、渥美郡牟呂村千石の地しか与えられず、家臣を充分に養う事にさえ苦しんだ。鳥居伊賀守忠吉

さてまたこの信行であるが、末森城に於て重臣林通勝、柴田勝家等に鞠育されて居たが、

なった堺を始めとして、東の小田原、西の大阪、山口等次第に都会の形成をも来して来たのであるが、此

一日おいた十二日、義元子氏真を留守として自ら府中（今の静岡）を立った。総勢二万五千、四万と号している。掛値を

、地方的な商業も興り、足利時代に盛になった堺を始めとして、東の小田原、西の大阪、山口等次第に都会の

日、義元子氏真を留守として自ら府中（今の静岡）を立った。総勢二万五千、四万と号している。掛値をする処は

出した。従士達も吾劣らじと後を追うて、上野街道忽ち馬塵がうず巻いた。