日本アルプス 大阪 湯島天神 京都 東京

。定跡を知らないで上手と指すことは、下駄履きで、日本アルプスへ登るやうなつまらない労力の浪費である。例へば、二枚落を

会所で、今の萩原六段と知り合になつた。大阪から来たばかりの青年で、まだ土居さんに入門しない前だつた。香落

だ。それから東京へ来た。大正八年頃から、湯島天神下の会所へ通つた。茲の主人は、館花浪路と云ふ老人で

つまり、初段に大駒二枚位だつたと思ふ。その頃京都にゐたが自分が行つてゐた床屋の主人が、将棋が強かつ

枚落だつたが、飛車落までに指し込んだ。それから東京へ来た。大正八年頃から、湯島天神下の会所へ通つた