大阪 箱根 東京

でおり、二番目の兄さんは幼くて死に、姉さんは大阪へ嫁いでいるので、故郷の家には両親と弟とがいるきりで

人で、四日五日六日と二晩泊りで、箱根へ小遊に出かけた。けれども、お友達へ絵葉書の文句などを書いてる私

ずに、故郷の家へ帰った。一番上の兄さんは東京に住んでおり、二番目の兄さんは幼くて死に、姉さんは大阪へ

いた。所が夏休みの終る頃、もう四五日でまた東京の兄の家へ戻るという時になって、不思議なことが私に

のいい或る晩、私は一人で田舎道を散歩した。東京に住むようになってから、故郷の田舎の月夜に対して、私は

私は八月の末に、また東京の兄の家に身を置いて、学校に通うこととなった。そして

非常に利発らしいので、和尚さんがその寺から貰い受けて東京へ連れて来られ、隙な折に一通りの学問を教え、次に仏教

私は日に日に痩せ衰えていった。そして東京の兄さんに逢いたくなって、簡単に事情を知らした。兄さんはすぐに