霧島神宮 御鉢 霧島神社 九州 十和田湖 軽井沢 鹿児島市 高千穂峰 高千穂 後楽園 鹿児島 上野 東京

高千穂河原とは、往昔、高千穂噴火によって焼失した霧島神宮の古宮址なのである。今はこの古宮址の上手に、古式の祭壇

かくれてゆく。梅雨期の天候は変りやすい。顧みれば、御鉢火口の反対側は、全く濃霧にとざされている。私は道を急がね

の時間の都合で、余裕がなかったのだ。初め、霧島神社に参拝し、旅館の店先へ引返し、姿を変えてまた登山にかかったの

。島と島とは海で繋っている方がよろしい。九州も島だが、それと陸続きにならないで、桜島はやはり永久に小島の

十和田湖の水をおとす奥入瀬の谿谷は、急湍奇岩で人を魅惑するが、ここの

がある。高原だけではいけないのだ。代表的高原たる軽井沢や戦場ヶ原や仙石原などに、湿潤な重い大気が漂っているのは地勢の

これに比ぶれば、城山を持つ鹿児島市の幸福が偲ばれる。域山は史跡として名高いばかりでなく、またその

高千穂峰はよい山である。

つけ、金剛杖を手にしたに過ぎない。ここから高千穂の頂上まで七キロ半ばかりの道程、普通の足なら六時間で往復される

この天の河原も、霧に巻かれてしまっている。高千穂の頂上はすぐそこにある筈だが、それ濃霧に隠れて、ただ、砂地

だが、高千穂の頂上は、たとえ見えなくとも、すぐそこにある筈だった。私の足

の杉の古木は年々枯死してゆくし、代表的名園たる後楽園の樹木は、保育保存に多くの苦心を要するとかいう。

眼を転ずれば、火口より右方に、鹿児島湾から桜島まで、一望のうちに見える。御鉢火口を顧み、更にまた

の十八の主峯、それらが懐く噴火口、遙か遠くには鹿児島湾の風光など、秀麗な眺望が展開する筈であるが、今はただ

、改めて認識され始めた。然しその東京に於て、上野の山の杉の古木は年々枯死してゆくし、代表的名園たる後楽園

軍事上の価値が、改めて認識され始めた。然しその東京に於て、上野の山の杉の古木は年々枯死してゆくし、

いる。官庁街と事務所街と殷賑街とを除いて、東京が一種の村落都市と云われる所以である。そして近来、村落都市の厚生

蝶は、人の微笑を誘う。この種のものを、東京の都市は、各処に数多く持っている。官庁街と事務所街と殷賑街

東京の街路の中のロータリー、芝草と数株の灌木との僅かな緑地、