太平洋魔城 / 海野十三
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た古城のようだといったがいいか、それともアルプスの峰々が海底にしずんだといったがいいか、見れば見るほど、ものすごい
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つくんだ。そのうえで、艦載爆撃機をとばせて、大阪を中心とする軍需工業地帯を根こそぎたたきつぶしてしまう」
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ですが、きまっているので我慢してください。私はニューヨークの郊外に家をもっていましてね、私の家の隣が、あなた
「なんだ、ニューヨークの本社からか。ほう、これは暗号無電じゃないか、なにごとが起ったの
「マニラはやっと入りました。しかしニューヨークの本社が、さっき入りかけて、また聞えなくなってしまいました」
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南洋のちかくだということになる。そこで君は、香港までいって、香港から出る太平洋横断の旅客機にのりこみ、アメリカまで飛んでもらいたい
いうことになる。そこで君は、香港までいって、香港から出る太平洋横断の旅客機にのりこみ、アメリカまで飛んでもらいたい」
熱帯にちかい香港に、太刀川青年がぶらりと姿をあらわしたのは、七月一日であった
「泳ぎ? 泳ぎなら、百里は、大丈夫ある。わたし生れ香港、五つの時から泳ぎおぼえた」
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、おもいがけないところからとびだしたのだ。潜水将校リーロフは、ソビエト連邦にその人ありと、外国にまで名のきこえた大技術者だ。ケレンコの方は
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でアメリカ艦隊をおそっても、まさか西太平洋のまん中に、ソビエトの潜水艦隊基地があるとは、気づくものはないだろう。アメリカでは、きっと
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艇は、針路を南東にとって、一路マニラにむけて飛行中であった。すでに陸地はとおくに消えてしまって、真青
および潜水将校リーロフの両人が乗りこんだ。監視を怠るな。マニラにて両人の下艇をもとめよ。あとの太平洋飛行は危険につき、当方より命令
であばれだされると、危険だからね。この飛行艇が、マニラにつくまでは、あくまで知らぬふりをしておくことが大切だ」
困る。操縦室へ、注意をしてやれ、それから事務長、マニラへ無電をうって、すぐさま近海気象をたずねてくれたまえ」
「北へ四十度。するとマニラへはだんだん遠くなりますが――」
「仕方がない。このままマニラへ近づくことは、あの黒雲の中の地獄へ近づくことだ」
。艇長は、乗員の安全をはかるため、いままで目的地のマニラへ向けていた針路を、ぐっと北へ変えた。
すると、マニラに到着するのは、何時になることやら。
「マニラはやっと入りました。しかしニューヨークの本社が、さっき入りかけて、また聞えなくなっ
「マニラの気象通報は、どうだった」
なるほど本艇はいま、ここにいるのだな。しめた。マニラからよほど北にそれているのだな」
「それじゃあんまりです。マニラへはいよいよ遠ざかり、太平洋のまん中へとびこんでゆくことになります」
「でも、そっちへ行けば、マニラへひきかえすだけの燃料がありません。海の中におちてしまっていいの
ああ、マニラから遠くはなれた北方の洋上に、わがクリパー号は、着水しなければならぬ
をこうむり、その二日後、やっとのことで、フィリピンのマニラにはいった。ダン艇長の報告で、共産党海軍の仕業とわかり、文句のいい
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の怪事をしらせているのだ。この空缶は、わが琉球のある海岸に流れついたものである。太平洋は、わが大日本帝国の東を
を投じたものとすれば、潮にのって押しながされ、琉球の海岸へうちあげられてもふしぎでない」
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あいにく要塞の側面から発する数十条のつよい照明灯がまぶしく目を射て、こまかいところはわからないが、はる
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じこむにちがいない。そうなると、ここでいよいよ日米両国の大衝突となるから、そのすきをうかがってこっちは東京湾へつきこめば、
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音がした。何かとおもって下をむくと、東京を出発するとき原大佐から贈られた例の太いステッキであった。
かかっちゃ、手のほどこしようがなかろう。わずか一時間で、東京およびその附近は、全滅じゃ。地上地下、生物は、猫の子一匹
完全とはいえないが、敵の防備を破壊し、首都東京をおとし入れるだけの自信は十分あるよ。四百隻からなるわが恐竜型潜水艦は
ず遠洋漁業にしたがっている。わが愛する石福海少年は、東京の太刀川の家にとどまって、昼は軍需工場にはたらきつつ、夜学に通っ
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両国の大衝突となるから、そのすきをうかがってこっちは東京湾へつきこめば、いいんだ)
へ突進する決心だ。なあに、日本艦隊がいかに強くとも、東京湾の防備が、いかにかたくとも、あの怪力線砲をぶっとばせば、陸奥も長門
がやらなきゃ、おれは今夜にも、恐竜型潜水艦で、東京湾へ突進する決心だ。なあに、日本艦隊がいかに強くとも、東京湾の防備が