吹雪のユンクフラウ / 野上豊一郎

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地名一覧

ベルン

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容姿の目ざめるような美しさにいきなり打たれたのは、ベルンに着いてベルヴュー・パラース(ホテル)の二階の部屋に通された瞬間だっ

いうことだった。しかし、すぐ気がついて見ると、ベルンに来てるのだから、そうして、ベルンから南東を展望してるのだ

見ると、ベルンに来てるのだから、そうして、ベルンから南東を展望してるのだから、いうまでもなくこれは「ベルンのアルプス

の渓谷を汽車に揺られて溯り、バーゼルで電車に乗り換えてベルンに着いたのだが、途中アルプスを瞥見する機会には恵まれず、アルプスの

次の日(五月七日)十六時十六分、私たちはベルンを立ってインターラーケンへ行った。ベルンの標高は約六〇〇米で、インターラーケン

十六分、私たちはベルンを立ってインターラーケンへ行った。ベルンの標高は約六〇〇米で、インターラーケンも大体似たもので、少し高いが

ベルンを離れて三十分もたつかたたない頃、ミュンシンゲンあたりで、右手の窓に

。アイガーも少し遠くではあるが眺められる。ニーセンは「ベルンのアルプス」の歩哨を承ってるような山で、位置も私たちの通り過ぎるすぐ前にあり

につけても一つ気がかりなことは、他の荷物はベルンで知り合いになった染矢君(藤田君の友人)の厚意で先にジュネーヴまで

アルプス

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にやや目慣れてから、まず思い浮かんだことは、一体これはアルプスの多くの山系の中でどれに属する部分だろうかということだった。しかし

その他、雪線(アルプスでは二六〇〇米)以下の峰角は大部分省略したが、此処に挙げた

バーゼルで電車に乗り換えてベルンに着いたのだが、途中アルプスを瞥見する機会には恵まれず、アルプスのことは全く意識の外に置き忘れ

のだが、途中アルプスを瞥見する機会には恵まれず、アルプスのことは全く意識の外に置き忘れてあった時、いきなり此の壮観に襲わ

も南東へ約六十五キロ進出するから、それだけ「ベルンのアルプス」に接近するわけで、インターラーケンは事実上その登山口である。

インターラーケンへ行く汽車の興味は、アルプスの山々が刻一刻と近づいて、線路の屈曲と共にその山容を変えること

思い惑ったことをまた繰り返して思い惑ったが、結局、吹雪のアルプスを見るのも一興だから敢行しようということに腹をすえた。それに

。どこの青年たちか知らないが、元気で快活で、アルプスを遊び場にしてるのが羨しく思われた。

の季節には郵便の橇を曳かせるのだそうだ。アルプスは夏の季節になっても、交通は電車と徒歩だけで、自動車のドライヴ

が出た。一つは地勢にも因るのだが、アルプスの人間は自動車の騒がしい音と臭いガソリンの匂いがきらいだから、そういった

ジュネーヴ

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今日は山から下りるとその足で汽車に乗り、夜なかにジュネーヴまで伸す予定で、ジュネーヴでは同郷の藤田君が停車場で待ってくれてる筈

その足で汽車に乗り、夜なかにジュネーヴまで伸す予定で、ジュネーヴでは同郷の藤田君が停車場で待ってくれてる筈だ。今さら変更すること

なった染矢君(藤田君の友人)の厚意で先にジュネーヴまで届けてもらったが、スーツケイスを一つインターラーケンに持って来てあるの

その夜ジュネーヴの停車場で藤田君夫妻に迎えられ、藤田君の家に泊り、その話を

次の日もその次の日もジュネーヴにいたけれども、見える筈のモン・ブランは遂に見えなかった。モン・

あり、その左手にモン・ブランが見える筈だけれども、ジュネーヴに住まっていても見ることは少いとマダム藤田は言っていた。

ラウターブルンネン

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インターラーケンからラウターブルンネンまで十二キロ、その間二五〇米ほどの登りで沿道は別に何の奇も

バーゼル

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殆んど半日間全部、ラインの渓谷を汽車に揺られて溯り、バーゼルで電車に乗り換えてベルンに着いたのだが、途中アルプスを瞥見する機会に

メンヒ

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サロンの外のテラスに出ると、すぐ東にはメンヒの峰(四一〇五米)が、西南にはユンクフラウの峰(四一六六米)が聳え立っ

日本アルプス

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着いたのは十一時五十五分だった。標高三四一〇米。日本アルプスの奥穂高の頂上より二四〇米高く、鎗ガ岳の頂上より二三〇・五米高い

頂上より二三〇・五米高いわけである。それに緯度も日本アルプスに較べて十度以上も高く、寒い筈である。

ケルン

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その日は午前おそくケルンを立って、殆んど半日間全部、ラインの渓谷を汽車に揺られて溯り、バーゼル