大阪 金山寺 富士山 雲林院 京都 長崎 神戸 東京 銀座

。京都駅から汽車にのって出発した。汽車はこれから大阪をすぎ中国筋をまっしぐらに走りつづけて、関門海峡をへて、長崎にゆき

鎮江に甘露寺と金山寺がある。甘露寺からみると下が湖水になっていて、芦や葭が

を非常に大切にするのだということであった。金山寺はずいぶん大きな寺であった。相当遠いところではあったが、自動車で楽

山の形は、富士山の峰のあたりが角ばったようになっていて、そこへ夕陽があたると

寺をみに行った。寺は玉泉寺というのと雲林院である。ここはやはり皇軍の進撃した戦蹟なのであった。山門

ということであった。そこから自動車で山手をのぼると雲林院へつくのである。ここには五つ六つくらいの女の子の案内人がいる

で一枚の絵もかかなくてよい。皇軍の慰問も京都で色紙をかいてもって行くことにしたので、家を出て

一緒であった。東京から上海へゆかれるので一緒に京都の駅で落ち合って出発したのであった。船の中では私

私は京都を出発する前にコレラやチブスや疱そうの注射をして行ったの

、豚が行列して沢山やって来たりする。そういう京都などではとてもみられない珍しい景色が見られたのである。

に一泊して、明くる三十一日の午前十時頃に長崎丸にのりこんだのであった。

て、長崎にゆき、ここから船にのった。三十日は長崎の宿に一泊して、明くる三十一日の午前十時頃に長崎丸

中国筋をまっしぐらに走りつづけて、関門海峡をへて、長崎にゆき、ここから船にのった。三十日は長崎の宿に一泊し

往路の長崎丸は静かな船旅であったが、帰途の神戸丸は上海を出離れると

往路の長崎丸は静かな船旅であったが、帰途の神戸丸は上海を出離れるとすぐからすこしゆれだした。人々はすぐ寝こんだの

ある田さんや夫人や秘書の方々と一緒であった。東京から上海へゆかれるので一緒に京都の駅で落ち合って出発したの

そのくせ街幅は東京の銀座などのような広さはなくて、妙に狭いという感じが

そのくせ街幅は東京の銀座などのような広さはなくて、妙に狭いという感じがする。