獄中への手紙 01 一九三四年(昭和九年) / 宮本百合子
地名一覧
地名をクリックすると地図が表示されます
それから東京駅へお送りして行って、九時ので大阪までお立ちになりました。もう五分くらいしかないので、私が寝台
地名をクリックすると地図が表示されます
自注2]叔父上――顕治の父の実弟、山口県熊毛郡光井村にすんでいた。幼時から顕治を非常に愛し、小学校へはこの叔父の
地名をクリックすると地図が表示されます
でなくなり、(私が臨終の僅か五分前に辛うじて淀橋[自注14]からかえって会う事が出来た後、)引はらって、国男夫婦
[自注14]淀橋――淀橋警察署。
地名をクリックすると地図が表示されます
神田では三省堂を出てから夜店の古本を見て十銭でエジソン伝など掘出し、あすこの
地名をクリックすると地図が表示されます
ほとんど間もなく、すっかり仕事が中断されたわけです。府中へは私もひどい風をひいたとき行きそうになって、おやめになっ
地名をクリックすると地図が表示されます
くれたのですって。――原泉夫妻[自注18]は四谷の大木戸ハウスというアパートで細君はトムさん[自注19]の新協劇団第
地名をクリックすると地図が表示されます
、六つばかりのとき母がランプの灯を大きくしてロンドンにいる父のところに手紙をかいていた時の若々しい情熱に傾いた姿
地名をクリックすると地図が表示されます
この近所には千葉で三年ばかり暮すことになった山田さんの奥さん[自注20]もいる
地名をクリックすると地図が表示されます
経営の中心になっていた。一九四五年八月六日広島の原爆当日、三度目の応召で入隊中行方不明となった。同年十二月
地名をクリックすると地図が表示されます
十二月八日 〔牛込区富久町一一二市ヶ谷刑務所の宮本顕治宛 淀橋区上落合二ノ七四〇より(封書)〕
十二月二十四日〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 上落合より(封書)〕
十二月二十六日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 上落合より(封書)〕
地名をクリックすると地図が表示されます
大変お気に入り、今日七日はおひる父と三人で、銀座の星ヶ丘茶寮の出店。かえりにずっと上落合の家へおいでになり、ねころがっ
地名をクリックすると地図が表示されます
海苔をおことづけ願いましたし、べったら漬もあるし、まあ東京からおかえりらしいお土産が揃って結構でした。
月十日に網走刑務所から解放されて十二年ぶりで東京にかえった顕治と百合子が式に列した。
地名をクリックすると地図が表示されます
[自注3]林町――本郷区駒込林町二一 百合子の実家。
―百合子入籍の件、顕治と百合子は一九三二年二月本郷駒込動坂町に新居をもった。一ヵ月あまりののち、プロレタリア文化団体に対する
地名をクリックすると地図が表示されます
。前の行まで書いて、中井から電車にのって、神田へ出かけました。さし入れの本を買うためです。本当は今朝ごく早くおき
はクリスマス・イーヴなのだけれども、学生の街である神田でさえ、そのような楽しげな雰囲気はなく、うちへかえって夕刊を見
神田では三省堂を出てから夜店の古本を見て十銭でエジソン伝など