荒野の冬 / 中谷宇吉郎
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話とかが語られることが多い。そして私なども、札幌の生活だけをしていたならば、開拓移民たちの経験する北海道の冬
内地の方にもよく名が知られているので、札幌から程遠くないところのように思われているらしい。私の凍上の話をきい
。私の凍上の話をきいた友人の一人が、「札幌にいると、そういう研究には地の利を得ているね」と言っ
いるね」と言ってくれた。それはそのとおりで、札幌にいなくては、一寸こういう研究は出来ない。しかしこれらの場所は
こういう研究は出来ない。しかしこれらの場所は皆、札幌から汽車で十時間とか八時間とか、かかるところである。それで日曜
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北海道の奥地深く、荒野の冬の姿といえば、『カインの末裔』の描写
によって描かれた、こういう荒野の冬は、まだ北海道の奥地では今日も見られるのである。北海道の冬といえば、ストーブ
、まだ北海道の奥地では今日も見られるのである。北海道の冬といえば、ストーブをかこんでの団欒とか、銀嶺とスキーの話
だけをしていたならば、開拓移民たちの経験する北海道の冬というものを、最後まで知らず仕舞いにすんでしまったことであろう
北海道の開拓民たちが、遙々と内地の村から移り入るいわゆる原野のことを語ろう
から移り入るいわゆる原野のことを語ろうとするならば、まず北海道の広さについての正確な概念をつくる必要がある。
と話をした。そしたら友人が大変驚いて、北海道というところが、そんなに広いところとは知らなかったと言っていた。
たと言っていた。「日本の地図では、いつも北海道を切り離して、尺度を小さくして別に描いてあるので、いつの間
別に描いてあるので、いつの間にか皆に北海道を小さく思わせているのでしょう」と話したら、なる程そうかもしれないと
こういう北海道では、従って村という概念がまるでちがっているのである。一つ
襟裳岬の突端に向って下っている線のことである。北海道奥地の多くの支線と同じように、三等車と貨車との連結した
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無くなった牧場のことよりも、まだ少し残っているという加賀や越中の人々のことの方が、何となく身に沁みて考えられた
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には盛岡、次の日曜には新潟、その次には京都というふうに調べ廻るようなものだと話をした。そしたら
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にいて、或る日曜には盛岡、次の日曜には新潟、その次には京都というふうに調べ廻るようなものだと話を
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に行くのは、丁度東京にいて、或る日曜には盛岡、次の日曜には新潟、その次には京都というふうに調べ廻る
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こういう所まで凍った土を掘りに行くのは、丁度東京にいて、或る日曜には盛岡、次の日曜には新潟、その次