箱根山 戸塚 パリ 早稲田 ロンドン 広島 松山 市ヶ谷 東京 護国寺 品川

上海であったというようなことがなくてすみます。箱根山の関係で、これまでのでは調子がわるく、うまくきこえるのは却って遠いそっちの

が見たときいたので、私はバカネ、それが戸塚にあるキネマだと思って高田の馬場で降りたら、あるのは戸塚でチャンバラ

キネマだと思って高田の馬場で降りたら、あるのは戸塚でチャンバラ。しかし、何か見たいので本郷座へ行って、下らぬ漫画

で死ぬ哀れな黒坊の小王子の話などです。ドーデエがパリの二十五年間の思い出を書いたのは忘れられず面白い本でした。南フランス

の名女優です）クリスチナ女王というのをやった。何しろ早稲田の全線座というので、特等三十五銭で見るのだから、少し気の

ますか？　レンブラントのエッチングの絵はがきは届きましたか。ロンドンで買ったのが出たのでお目にかけたのでした。亀や

あなたに申し上げるのを忘れましたが、この間達治さんが広島へ入営したとき、私がお送りした御餞別の僅かな金で

こと。用事を申しあげます。島田父上からお手紙にて、松山の学校の頃のお金は八円何銭とかであったが、それ

一月五日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（封書）〕

二月五日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（封書）〕

二月十七日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（封書）〕

二月十七日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（国枝金三筆「麗日」の絵はがき）〕

三月十七日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（封書）〕

三月二十五日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（封書）〕

四月十一日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（封書）〕

四月十四日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（はがき）〕

四月十八日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（封書　まき紙に毛筆書　表に「

四月二十一日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（赤城泰舒筆「雨海を渡る」の絵はがき）

五月九日　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（はがき（１）（２）〕

五月十日朝　〔市ヶ谷刑務所の顕治宛　上落合より（山下新太郎筆「海棠」の絵はがき）〕

あるものかと思い目をさましました。あなたも雨ふりの東京の大晦日は何かふさわしくなくお感じになったでしょう。雪ならわかるけど、

。気味がわるいくらいだね、そういいながら仰ぎ見ました。東京とちがうねえ。それからその晩はすぐ眠って、次の二日の日

大変いいラジオをすえつけて上げたので親父さんはもう、東京だと思って聞いていたらそれは上海であったというようなこと

飾ってある由。そして先頃赤しおで真珠をやられたとき東京の支配人に打った電文は「アスカラテンコウツカエ」でした由。テンコウは砂糖のうち

領事館か何かの人が裃を着て豆をまきに護国寺へ出かけたのだそうです。私はおふろの中で赤毛碧眼の若い

。昨日は今年の中で一番寒い日でしたそうです。品川沖へ海苔とりに出たお爺さん漁師がモーターが凍ったところへいろいろ