小熊秀雄全集-01 短歌集 / 小熊秀雄
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(1)十一年振りの旭川
旭川雪よりいでてなを白き女の街よ去りがたきかな
(今野は旭川出身、旧『戦旗』編輯者)
(完)旭川にて
旭川こゝに一人の女をみいだせり不安募りきて旅立ちいそぐ
。四月に夫人とともに上京するが、七月、旭川に戻る。上京中に雑誌『愛国婦人』に童話を発表。
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鎌倉にて
さほどまで美男にあらず鎌倉の大仏さまは喰は(せ)ものなり
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あふむきてふくゴールデンバットの煙りなり北海道の重き夜具かな
この冬は薪木とる山なしといふ北海道の百姓の暮らし
にナカを後妻として迎える。のち、父母とともに北海道稚内へ、さらに樺太へ移住。
一九二二(大正十一)年 北海道旭川新聞社に見習記者として入社(翌年の説もある)。文才を認め
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硫黄山暁かけて段落にクリイム色の靄はかゝりぬ
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して迎える。のち、父母とともに北海道稚内へ、さらに樺太へ移住。
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美瑛町のまつすぐな街に立つてゐる女憎らしい
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秋田に住む叔母がましろきつやつやのかほなどおもふ雨のひるかな
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年 都内長崎町(現豊島区長崎二丁目)に転居。晩年まで続く長崎、池袋界隈の暮らしが始まる。
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ぱつちりと東京行のきつぷ切られけりやうやく帰る心となりぬ
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都内長崎町(現豊島区長崎二丁目)に転居。晩年まで続く長崎、池袋界隈の暮らしが始まる。
政明との交友が始まり、デッサンの手ほどきを受ける。(「池袋モンパルナス」については宇佐美承による同題のノンフィクションに詳しい。)
」を発表するなど、精力的に活動する。また、この頃「池袋モンパルナス」の住人の一人である洋画家寺田政明との交友が始まり、デッサンの
都新聞などに文芸時評、文化時評を発表。この年、池袋の喫茶店でデッサンの個展を開く。
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文壇諷刺詩」を読売新聞に連載する。この他、「日比谷附近」や短編小説を『中央公論』に発表するなど旺盛な活動が続いた