大江山 / 楠山正雄
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そのころ丹波の大江山に、酒呑童子と呼ばれた恐ろしい鬼が住んでいて、毎日のように
、上手な占い者にたのんでみてもらいますと、やはり大江山の鬼に取られたということがわかりました。
中納言はさっそく天子さまの御所へ上がって、大事な娘が大江山の鬼に取られたことをくわしく申し上げて、どうぞ一日もはやく鬼を退治
「だれか武士のうちに大江山の鬼を退治するものはないか。」
「なるほど頼光ならば、必ず大江山の鬼を退治して来るに相違ない。」
さていよいよ大江山へ向けて立つことにきめると、頼光はじめ六人の武士はいずれも山伏の
六人の武士はいくつとなくけわしい山を越えて大江山のふもとに着きました。たまたまきこりに会えば道を聞き聞き、鬼の岩屋
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も、鬼の化けたのでもありません。一人は摂津の国から、一人は紀伊の国から、一人は京都に近い山城の国から来た
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に、綱と公時は住吉の明神に、貞光と季武は熊野の権現におまいりをして、めでたい武運を祈りました。
あの三人のおじいさんは、住吉の明神さまと、熊野の権現さまと、男山の八幡さまが仮に姿をお現しになったもの
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そのころ丹波の大江山に、酒呑童子と呼ばれた恐ろしい鬼が住んでいて、毎日の
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ますが、あなた方はきっと酒呑童子を退治するために、京都からお下りになった方々でしょう。さあ、これからわたくしどもがこの山の
は摂津の国から、一人は紀伊の国から、一人は京都に近い山城の国から来たものです。あの山の奥に住む酒呑童子
は鬼が出て人をさらう心配がなくなりましたから、京都の人たちはたいそうよろこんで、いつまでも頼光や四天王たちの手柄を語り伝え
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、頼光と保昌は男山の八幡宮に、綱と公時は住吉の明神に、貞光と季武は熊野の権現におまいりをして、めでたい武運
みんなはあの三人のおじいさんは、住吉の明神さまと、熊野の権現さまと、男山の八幡さまが仮に姿