本所 今戸 松島町 四国 横浜 両国 山形 神田 浅草 日本橋 蔵前 大崎

それは団扇の絵のことだった。河竹さんとは、本所に住む黙阿弥翁のことで、二人娘の妹さんが絵をかき、姉さん

かえして頸を拭いた。小判形の団扇が二本、今戸名物、船佐の佃煮の折が出される。

河原のこっちうらにあたっている。以前は、日本橋区の松島町とおなじ層の住民地で、多く願人坊主がいたのだそうだ。附木

で、山科の別れに「冬の恵」を奏で、また四国旅行の旅土産に、「三津の眺め」の唱歌をつくったので、一層

が註文をうけに来ていた。連合は開港場の横浜で手びろくやっていた、派手な商館相手の商人だったが、おしょさん

が知事様におなりになった時、御一所にお立になるので両国の店の前で、ちょいと御挨拶もうしあげた時見上げた事があるけれど、大き

とおしょさんもいった。両国の店ってなあにと聞くと、

笑った。おしょさんの家の軒燈には山崎としてあるが、両国の並び茶屋の名も「山崎」だったと坊さんのおばあさんがいった。

に紫檀の煙草盆があって、炉扇でよせられた富士山形の灰の上に香がくゆっている。二面の二絃琴の間

神田附木店

店は浅草見附内の郡代――日本橋区馬喰町の裏と神田の柳原河原のこっちうらにあたっている。以前は、日本橋区の松島町と

（例）浅草見附内

附木店は浅草見附内の郡代――日本橋区馬喰町の裏と神田の柳原河原のこっちうら

金歯が光っていた。斯波さんの御新造といって、浅草蔵前の方にいたから、もしかすると民政党の斯波氏のおうち

神田の柳原河原のこっちうらにあたっている。以前は、日本橋区の松島町とおなじ層の住民地で、多く願人坊主がいたのだ

附木店は浅草見附内の郡代――日本橋区馬喰町の裏と神田の柳原河原のこっちうらにあたっている。以前は

日本橋伊勢町の方に芦洲さんは住んでいた。肥った黒い、立派

後にわかったのは、薬研堀にいた妾は、日本橋区堀留の、杉の森に住んでいた堅田という鳴物師の妹

が光っていた。斯波さんの御新造といって、浅草蔵前の方にいたから、もしかすると民政党の斯波氏のおうちの

という噂から、この坊さんもそんなような前身で、大崎の下邸には由縁のお墓もあるといった。

の市川権十郎の家へいったのでお家騒動が起り、大崎の下邸へ移転するという噂から、この坊さんもそんなような前身