平等院 両国 長崎 向島

に宇治拾遺物語と云へるは、大納言隆国卿皐月より葉月まで平等院一切経の山際南泉坊に籠りたまひ、あふさきるさの者のはなし、高き

ひゞく。時に天明四ツの年甲辰四月廿一日なり。夫より両国尾上町、京屋が楼上に集会する事十歳あまり、之を聞くものおれ我れに語り

一百余人、戯作の口を開けば、遠からん者は長崎から強飯の咄、近くば、寄て三升の目印、門前に市を

良が補助といふ事で、披露文を配つたが、向島の武蔵屋の奥座敷が閑静で宜からう、丁度桜花も散つて了うた四

「這囘向島の武蔵屋に於て、昔話の会が権三りやす」

軽、つむりの光、宿屋の飯盛を始めとして、向島の武蔵屋に落語の会が権三り升と、四方の大人の筆に