四国遍路日記 / 種田山頭火
地名一覧
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早起早立、まっしぐらにいそぐ、第十八番恩山寺遥拝、第十九番立江寺拝登。
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している、円山らしい、その山上からの眺望がよろしい、相生の樟の下で休憩した、日和佐という港街はよさそうな場所である
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十一月六日 曇、時雨、晴、行程六里、室戸町、原屋。
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時出立、松原がよろしい、お弁当のおもいのもうれしかった、赤岡町まで二里半、途中行乞(功徳は銭七銭米六合)。
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暮れちかく宍喰町まで来たには来たが、また泊れない、ようやく甲ノ浦まで来て、ようやく
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である、寒い寒い、手足が冷える(さすがに土佐は温かく伊予は寒いと思う)、瀬の音が高い、霧がうすらぐにつれて前面の
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その道の修行が積んでいないとなかなかである(もっとも九州の或る地方のようにそういう慣習があるところの人々は別として)
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雄幸先生の邸宅があると標札が出ている、それから安田町、神の峯遥拝、恥じないではいられない、大山岬、狭いけれどよい
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途中処々行乞、伊野町へ十一時着いて一時まで行乞(道中いそいだので老同行を追いぬいたの
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雨中出立、そして雨中行乞(今日、牟岐町で、初めて行乞らしく行乞した)、雨が本降りになった、風が強く
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三里ちかく来ると御三戸橋、ここから面河渓へ入る道が分れている、そこの巨大なる夫婦岩は奥地の風景の尋常で
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米四合、途中も行乞しつつ)、それから久万へ、成川の流れ、山々の雑木紅葉、歩々の美観、路傍の家のおばあさんから
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□四国の犬で遍路に吠えたてるとは認識不足だ、犬の敵性。
四国をまわっていて、気のつくのは空家が多いことである、ベタベタビラを
今度、四国を巡遊して、道路がよくなっていることを感じたが、橋梁が至る
高知はやっぱり四国の都会、おせったいの意味で、みかん、かし、いも……をいただくこと
を持って出るので)、あたりまえかも知れない、もっとも四国の宿の御飯は他の地方のそれよりも正確で、量が多いことは
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奈半利貯木場、巨材が積み重ねてある、見事なものだ、奈半利町行乞、町に活気がないだけそれだけ功徳も少なかった、土佐日記那波の泊
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つめたい、霜がうっすら降っている(松山市内では初氷が張ったそうな)、冬も本格的になってきた。
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東隣は新築の護国神社、西隣は古刹龍泰寺、松山銀座へ七丁位、道後温泉へは数町
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(十一月五日、室戸岬へ)
を戴いた、行乞相は悪くなかったと思う、海ぞいに室戸岬へいそぐ、途上、奇岩怪石がしばしば足をとどめさせる、椎名隧道は額画の
室戸岬の突端に立ったのは三時頃であったろう、室戸岬は真に大観
岬の突端に立ったのは三時頃であったろう、室戸岬は真に大観である、限りなき大空、果しなき大洋、雑木山、大小の岩石
(十一月六日)“室戸岬”へ
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東隣は新築の護国神社、西隣は古刹龍泰寺、松山銀座へ七丁位、道後温泉へは数町。
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話相手があるので退屈しなかった、老同行とは日和佐町の入口で別れた(おじいさん、どうぞお大切に)。
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よろしさ、主人に教えられて、二里ちかく奥にある池川町へ出かけて行乞、九時から十二時まで、いろいろの点で、よい町で
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奈半利川を渡ると田野町、浜口雄幸先生の邸宅があると標札が出ている、それから安田町、神
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店の人に教えられて、街はずれの丘の上にある大師堂でお通夜した、戸があり茣蓙があって、なかなかよかった、お弁当の残り
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高知城
高知城観覧、その下でお弁当をひらく、虱をとる、帰宿して一杯、そして
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七時出立、徳島へ向う(先夜の苦しさを考え味わいつつ)。
徳島は通りぬける、ずいぶん急いだけれど道程はなかなか捗らない、日が落ちてから、
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飴玉をしゃぶりつついくつかの村を過ぎる、福井(鉄道の終点)というところで、一杯ひっかける、つかれがうすらいだ、山路
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高知へ
十一月十日 晴、朝寒、行程八里、高知山西。
午後はひたすら高知へ強行した、申訳ないけれど、第二十八番、第二十九番は遥拝で
いそいだけれど暮れて高知着、まず郵便局で郵便物を受取った、いろいろ受取ったけれど、期待したもの
高知はやっぱり四国の都会、おせったいの意味で、みかん、かし、いも…
高知で眼についた看板二三――
すぎた、さよなら、若い易者さんよ、老同行よ、さよなら高知よ。
七時ちかくなった、思いあきらめて松山へいそぐ、――高知では甲斐なくも滞在しすぎた、さよなら、若い易者さんよ、老同行
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に起きたが出発は七時ちかくなった、思いあきらめて松山へいそぐ、――高知では甲斐なくも滞在しすぎた、さよなら、若い
思わせるに十分である、私はひたむきに久万へ――松山へといそいだ。
で四十六番参拝、長い橋を渡って、森松駅から汽車で松山へ、立花駅から藤岡さんの宅へとびこんだのは六時頃だったろう、
東隣は新築の護国神社、西隣は古刹龍泰寺、松山銀座へ七丁位、道後温泉へは数町。
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東隣は新築の護国神社、西隣は古刹龍泰寺、松山銀座へ七丁位、道後温泉へは数町。
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日は傾いたが、舟戸で泊れない、県界――両国橋――を越えていそぐ、西の谷でも泊れない、落出に来た