行乞記 04 (三) / 種田山頭火
地名一覧
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その他の句は、長門峡とか、時計とか赤いとか、何とかかとかうるさいばかりだ。
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萩の客人から、夏密柑についていろ/\の事を聞いた、柿
・けふの散歩は蜩ないて萩さいて
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満目の青山、汝の見るに任す、――といつた風景、いつまでもあかずに
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たら、何と綺麗だつたらう、新秋、二人相携へて箱根へゆく、――そして彼等の会話、――冷たいわねえ、いゝ時候です
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早速、小串町まで出かけて買物をする、両手にさげるほどの買物だ、曰く本、曰く線香
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安岡町まで行くつもりだつたが、からだの工合がよくないのでひきかへした
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八月廿八日 小郡町柳井田、武波憲治氏宅裏。
九月廿日 小郡町矢足 其中庵。
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・こばまれて去る石ころみちの暑いこと(川棚温泉留別二句の内)
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天気でもあるし、ちようど観音日でもあるので、狗留孫山へ拝登、往復六里、山のよさ、水のうまさを久しぶりに
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暑かつた、労れた、行程八里、厚狭町小松屋といふ安宿に泊る(三〇・中)、掃除が行き届いて、老婦も
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八幡宮の御神幸をこゝから遙拝する、追憶は三四十年前の少年時代にかへる、
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山はうつくしい、茶臼山から鬼ヶ城山へかけての新緑はとてもうつくしい、希くはそれをまともに眺められるところに
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夜は妙青寺の真道長老を訪ねて暫時閑談、雪舟庭の暗さから青蟇の呼びかけるのはよかつた、螢もちらほら光る、すべて
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昨日の夕方、私に下関への道を訊ねたルンペン(東京から歩いてきたといつた、歯切れの
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それから天満宮へ参拝する、ちようど御誕辰祭だつた、天候険悪で人出がない、宮市は
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といつても遺失物を拾ふといふのではない(東京には地見といふ職業もあるさうだが)、私が拾ふのは
昨日の夕方、私に下関への道を訊ねたルンペン(東京から歩いてきたといつた、歯切れのいゝ中年男だつた)の顔
をあまり持つてゐない、が、事実はかうだつた、東京から送金して貰つた、同時に彼女から嫌な手紙を受取つた
七年目ぶりにS家の門をくゞる、東京からのお客さんも賑やかだつた、久しぶりに家庭的雰囲気につゝまれる。
がやつてきた、総勢六人、いや賑やかなこと、東京の子は朗らかで嬉しい、姉――彼等の祖母――が生きて
東京からまた子供がやつてきた、総勢六人、いや賑やかなこと、東京
東京の子が青紫蘇や茗荷の子を摘んでくれた、おいしかつた。