其中日記 05 (五) / 種田山頭火
地名一覧
壇ノ浦
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そこらを船がいつたりきたり岩に注連をかざり(壇ノ浦)
九州
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観るにつけても、おもひだすのは一昨年の春、九州を歩いてゐるとき、宿銭がなくて雪中行乞をしたみじめさであつた
あたゝかい、雨が近いらしい、九州行が困らないやうに。
下関
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黎君は汽車で局へ出勤、私は海岸線を下関へ。
下関へ着いたのは九時だつた、唐戸市場を見物する、どうしても
下関といふところは、何と食べ物の多いこと! 食べる人の多いこと!
、それから折尾まで汽車、八幡まで歩く、門司まで汽車、下関へ汽船、それから黎々火居まで歩いて一泊、黎々火君の純情に
満洲
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久芳さんが満洲の石鍋を下さつた、樹明君が生酔本性を発揮して、無事持ち
秋田
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黎々火君に秋田蕗二句
東京
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孝行な息子があり、世才がないこともないので、東京で親子水入らずの、そして時々はうるさいこともある生活をつゞけてゐる
思ひがけなく、東京の修君からたよりがあつた、彼も私とおなじく落伍者、劣敗者の
病床のTさんを度々おとづれて、或る時は、東京音頭を唄うて、しかも踊つて慰めたといふ、病んで寂しがるT
目白
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・梅もどき赤くて機嫌のよい頬白目白